チケット対象
高屋定美 欧州危機の真実の著者【講演CD:欧州債務危機の本質~なぜEUで深刻な財政問題が起きたのか~】
出版社 暦日会、パワーレクチャー
ナレーター高屋定実(関西大学商学部教授)
再生時間 01:14:07
添付資料 なし
販売開始日 2012/3/12
トラック数 3
購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)
作品紹介
高屋定美氏は著書「欧州危機の真実」で今日の深刻な欧州債務危機を予見し、この講演では深刻な金融・財政危機の背景を詳しく解説。
さらに今後の日本・世界経済への影響も予測しています。
高屋氏によると、EU(欧州連合)の設立は「欧州の平和実現を目的としたもの」であり、EU加盟27カ国のうち17カ国が共通通貨のユーロを使用するユーロ圏を形成している。
欧州銀行(ECB)が一元的に金融政策を行い、政策目標として物価指数をGDP比2%以下、GDP比3%以上の赤字国に対しては罰則を与える財政ルールを設定。
今回の欧州財政危機は米国のサブプライム・ローン関連の証券化商品を買った欧州の銀行が損失を計上し、さらに08年のリーマン・ショックで銀行の経営危機を招いた上、ギリシャなどで財政危機が勃発したことが原因と分析した。
またEUの金融市場が一体となった結果、金融機関の競争が激化し金融危機に拍車をかけたという。
特に03~04年にドイツとフランスが景気悪化した際、財政ルールに違反したにもかかわらず罰則を与えなかったことも「財政ルールの骨抜き」となり、今回の危機の遠因と解説した。
高屋氏は基本的な危機対策として
1.ユーロ共同債の発行
2.債務削減を前提としたデフォルトの事前宣言
3.債務管理庁の設立
4.財政緊急基金を創設し資金をプールすること
などを提案。
ただ、これらの措置は直ぐには難しく長期的な視点で考えるべきとした。
ユーロ圏では国債価格の下落が続いており2012年はユーロ圏だけでなく世界経済も景気が後退し、日本では「円が高くなる余地がある」と予測した。
さらに今後の日本・世界経済への影響も予測しています。
高屋氏によると、EU(欧州連合)の設立は「欧州の平和実現を目的としたもの」であり、EU加盟27カ国のうち17カ国が共通通貨のユーロを使用するユーロ圏を形成している。
欧州銀行(ECB)が一元的に金融政策を行い、政策目標として物価指数をGDP比2%以下、GDP比3%以上の赤字国に対しては罰則を与える財政ルールを設定。
今回の欧州財政危機は米国のサブプライム・ローン関連の証券化商品を買った欧州の銀行が損失を計上し、さらに08年のリーマン・ショックで銀行の経営危機を招いた上、ギリシャなどで財政危機が勃発したことが原因と分析した。
またEUの金融市場が一体となった結果、金融機関の競争が激化し金融危機に拍車をかけたという。
特に03~04年にドイツとフランスが景気悪化した際、財政ルールに違反したにもかかわらず罰則を与えなかったことも「財政ルールの骨抜き」となり、今回の危機の遠因と解説した。
高屋氏は基本的な危機対策として
1.ユーロ共同債の発行
2.債務削減を前提としたデフォルトの事前宣言
3.債務管理庁の設立
4.財政緊急基金を創設し資金をプールすること
などを提案。
ただ、これらの措置は直ぐには難しく長期的な視点で考えるべきとした。
ユーロ圏では国債価格の下落が続いており2012年はユーロ圏だけでなく世界経済も景気が後退し、日本では「円が高くなる余地がある」と予測した。
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