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※日本マーケティングリサーチ機構2023年11月調べ
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死處

出版社 丸竹書房

ナレーター七味春五郎

再生時間 00:25:04

添付資料 なし

販売開始日 2024/6/3

トラック数 4

購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)

作品紹介

昭和十七年 富士新年号に掲載予定であった、山本周五郎幻の作品。
 富士そのものがなくなり、講談社資料室に眠っていた本作は、二〇一七年に発見されました。きっかけは神奈川近代文学館主催の「山本周五郎展」
 資料を提供することになった講談社は、資料室や図書室を再調査。そこで出てまいりましたのが、古びた封筒が一つ。
 中に入っていたのは、四十枚の原稿。一枚目には題名の「○處」と山本周五郎本人の署名。山本周五郎の作品であることは間違いないが、いったいなぜここにあるのか?

 富士は当時、大変な部数(三十万部発行とも)をほこった人気の雑誌ではあったんですが、戦争激化の紙不足で、昭和一六年一二月号を最後に廃刊となってしまいます。山本側から、講談社に届けられたのは、同年の十月二十五日。原稿の返却はなされぬまま、日の目をみたのは、五十年後ということになってしまいました。

 山本先生は、一七年に、本作に設定の似た「城を守る者」を著されています。
https://www.youtube.com/watch?v=zBA51y_kk8A

 あなたは、どちらの山本作品がお好きでしょうか? コメント欄までご一報ください。


 作中の夏目吉信は、実在の人物で、三河一揆に加担したのも史実。三方原で、家康の身代わりとなって討ち死にしたのも史実。作中では語られませんが、今川氏との戦いでも殿をつとめて戦い、味方を護って戦った勇士だそうです。現実の吉信は、松平氏の譜代の家臣。息子信次も実在の人物ですが、三男坊(長男二男は戦死)で、同僚を斬り出奔していた親不孝者。はるか後の一六〇五年に家康に名を問われたことがあり、吉信の息子であることが判明。さきの罪は重いけれども、父親の功績をかんがみて、ゆるされ常陸の国の旗本とあいなりました。

 本チャンネルでも、吾輩は猫である、の朗読連載をさせていただいております夏目漱石! ――は、この夏目氏の子孫であることを公称していたそうです。


「坊ちゃん」 https://youtu.be/zPm1kjCfbz0
「夢十夜」 https://youtu.be/HpftbMaHO18
「吾輩は猫である」 https://www.youtube.com/playlist?list=PLbLffmEwTDpqJvpgbTV0FCOEainsBxfDH

■登場人物
夏目吉信……本編の主人公。享年五十五才
夏目信次……吉信の息子。
徳川家康……夏目吉信らの主君
松平伊忠……三河一向一揆で敵対するも、捕らえた吉信を家康に推挙する。
武田信玄……戦国の英雄

■用語集
物見……斥候
麾下……キカ・将軍の旗本(はたもと)。特に、その軍団の指揮者に属する部下(だという関係)。
乗馬……ジョウメ
追躡……ツイジョウ・あとを追いかけること。
拝揖……ハイユウ・御辞儀

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