作品紹介
文人画家 浦上玉堂1745-1820を、吉川英治が描きます。
玉堂が、脱藩をしたのは、50才のとき、二人の子供(春琴(紀一郎)と秋琴(紀次郎))をつれていたそうで、春琴さんが、のち岡山にいくどかもどり、孫が浦上家を再興しております。岡山を脱藩したのは、問題を起こしたからではなく、文人活動のためのようです。岡山は武士の出奔に寛容で、一族が罰されることもなかったそうです。
二男の秋琴さんは、玉堂と訪れた会津でそのまま藩士となり、本書の主人公紀一郎一家とは、67歳から身を寄せ、関西きっての人気絵師として活躍。親子の仲は良かったそうです。
国宝、重要文化財の画をのこし、玉堂製の七絃琴もいくつか残っております。有々閑たる晩年をすごし、76才没。長男の春琴さんとともに、本能寺にいまも眠っておられます。
■登場人物紹介
浦上紀一郎……主人公。紀貫之の子孫。
兵右衛門……父。岡山の支藩、鴨方藩の臣。浦上玉堂
赤穂屋喜左衛門……旅籠屋の主人
司馬江漢……江戸の画家
紀二郎……弟
水野七郎右衛門……叔父。本藩の臣
おゆき……姉
唐橋佐内……目付役
成田鉄之進
◆用語集
嬰兒……やや、あかご、えじ
私淑……シシュク・尊敬する人に直接には教えが受けられないが、その人を模範として慕い、学ぶこと。
友誼……ユウギ・親友のよしみ。友情。
明琴……ミンキン
舶載……ハクサイ・外国から船で運んで来ること。運んで来た物。舶来。
■この動画の目次
0:00 一 和蘭陀絵師
5:38 二 姉の子
12:35 三 七絃琴
24:20 四 寒燈
30:01 五 涙刃
40:52 六 清掃
48:02 七 今朝の人々
玉堂が、脱藩をしたのは、50才のとき、二人の子供(春琴(紀一郎)と秋琴(紀次郎))をつれていたそうで、春琴さんが、のち岡山にいくどかもどり、孫が浦上家を再興しております。岡山を脱藩したのは、問題を起こしたからではなく、文人活動のためのようです。岡山は武士の出奔に寛容で、一族が罰されることもなかったそうです。
二男の秋琴さんは、玉堂と訪れた会津でそのまま藩士となり、本書の主人公紀一郎一家とは、67歳から身を寄せ、関西きっての人気絵師として活躍。親子の仲は良かったそうです。
国宝、重要文化財の画をのこし、玉堂製の七絃琴もいくつか残っております。有々閑たる晩年をすごし、76才没。長男の春琴さんとともに、本能寺にいまも眠っておられます。
■登場人物紹介
浦上紀一郎……主人公。紀貫之の子孫。
兵右衛門……父。岡山の支藩、鴨方藩の臣。浦上玉堂
赤穂屋喜左衛門……旅籠屋の主人
司馬江漢……江戸の画家
紀二郎……弟
水野七郎右衛門……叔父。本藩の臣
おゆき……姉
唐橋佐内……目付役
成田鉄之進
◆用語集
嬰兒……やや、あかご、えじ
私淑……シシュク・尊敬する人に直接には教えが受けられないが、その人を模範として慕い、学ぶこと。
友誼……ユウギ・親友のよしみ。友情。
明琴……ミンキン
舶載……ハクサイ・外国から船で運んで来ること。運んで来た物。舶来。
■この動画の目次
0:00 一 和蘭陀絵師
5:38 二 姉の子
12:35 三 七絃琴
24:20 四 寒燈
30:01 五 涙刃
40:52 六 清掃
48:02 七 今朝の人々
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