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青洞門物語(日本近代文学名作選28)
ナレーター長尾奈奈
再生時間 00:55:42
添付資料 なし
販売開始日 2025/4/1
トラック数 1
購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)
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作品紹介
【日本近代文学名作選(28)】
菊池寛(明治21年 - 昭和23年)による短編小説
「ここは、木曽街道鳥居峠であります。杉や檜のこんもりとした森を後に控え、一軒の茶屋があります。店先には、草餅、羊羹、干柿、せんべいなどがならべられ、細長い縁台が、二つ置かれてあります。その縁台に腰をかけた眉間に、どこか暗いかげのある男が、道を隔てた向ふ側の、老桜から散る花を、ぼんやりと眺めて居ります。この男は、この茶店の主人の市九郎です。江戸浅草のお旗本中川三郎兵衛の家に、仲間奉公をしていましたが、主人の愛妾と道ならぬ恋に陥ちたのを、主人に見とがめられ、(不義者見つけた)と霧かけられたのに、抵抗し、とうとう主人を殺して、お妾のお弓と江戸を落ち、今木曽街道に世を忍んで茶店を開いています。」ーー
初出:『冨士』昭和7年1932年1月号
※大正8年(1919)1月『中央公論』にて発表された『恩讐の彼方に』を、菊池寛が再構築した短編小説。
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このオーディオブックは、2024年11月9日、日本近代文学館で上演した「朗読タイムレスストーリーシリーズ」を新たに収録した作品です。
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朗読:長尾奈奈
企画/制作:声の書店
協力:株式会社 仕事/ROUDOKU.TALKER.JP
(C)2025 声の書店.
菊池寛(明治21年 - 昭和23年)による短編小説
「ここは、木曽街道鳥居峠であります。杉や檜のこんもりとした森を後に控え、一軒の茶屋があります。店先には、草餅、羊羹、干柿、せんべいなどがならべられ、細長い縁台が、二つ置かれてあります。その縁台に腰をかけた眉間に、どこか暗いかげのある男が、道を隔てた向ふ側の、老桜から散る花を、ぼんやりと眺めて居ります。この男は、この茶店の主人の市九郎です。江戸浅草のお旗本中川三郎兵衛の家に、仲間奉公をしていましたが、主人の愛妾と道ならぬ恋に陥ちたのを、主人に見とがめられ、(不義者見つけた)と霧かけられたのに、抵抗し、とうとう主人を殺して、お妾のお弓と江戸を落ち、今木曽街道に世を忍んで茶店を開いています。」ーー
初出:『冨士』昭和7年1932年1月号
※大正8年(1919)1月『中央公論』にて発表された『恩讐の彼方に』を、菊池寛が再構築した短編小説。
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このオーディオブックは、2024年11月9日、日本近代文学館で上演した「朗読タイムレスストーリーシリーズ」を新たに収録した作品です。
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朗読:長尾奈奈
企画/制作:声の書店
協力:株式会社 仕事/ROUDOKU.TALKER.JP
(C)2025 声の書店.