小川未明 「赤いろうそくと人魚」

出版社 パンローリング

ナレーター中山依里子

再生時間 00:30:37

添付資料 なし

販売開始日 2012/4/10

トラック数 2

購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)

作品紹介

■作品について

「赤いろうそくと人魚」は小川未明の代表作のひとつ。

人間のエゴイズムをテーマとするこの作品は、芸術的な文章と情景描写に
よって綴られ、印象深く迫力があります。またその独特な言い回しは、聴いた人を
一気に物語の世界に惹きこみます。

美しい愛情で始まり、救いのない悲しい結末で終わる物語。そこには善人も
時と場合によって悪人に変わりうるという、人間のリアルな身勝手さや醜さが
描かれています。

自分の童話を子どもだけでなく大人にも読んでほしいという小川未明。
作品を通して、人間はただ綺麗なことばかりではないということを大人の
心にも強く訴えかけてきます。

■あらすじ

北の暗く寂しい海に子を宿した女の人魚が棲んでいた。

子どもには明るく優しい人間の町で暮らしてほしいと考えた人魚は、
海辺の町にある神社で子どもを産み落とすことに決めた。

神社のふもとにあるろうそく屋の老夫婦に拾われた人魚の子は、大切に
育てられて、誰の目にも美しい娘に成長した。

娘が店のろうそくに赤い絵を描くとたちまち評判となった。またそれを神社に
納めると無事故のお守りになるとの噂が広まり、ろうそく屋と神社の評判は
ますます高まった。

しかしある時、大金に心を奪われた老夫婦は、人魚の娘を南国の香具師(行商人)
に売ってしまい、悲しむ娘は真赤に染めたろうそくを残して連れて行かれた。

その夜、不気味な女が赤いろうそくを買っていった。
するとたちまち海は荒れ、娘を乗せた香具師の船は沈んでしまった。

その後、毎晩神社に灯る赤いろうそくは死を招く不吉と言われ、
神社は鬼門として忌み嫌われ、数年後には町も滅びてしまった。

ジャンル

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