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宮本武蔵(34) 逃げ水の記/栄達の門/天音/春告鳥く/奔牛く

ナレーター浅科准平

再生時間 02:19:32

添付資料 なし

販売開始日 2018/1/5

トラック数 7

購入音源の倍速版 あり

作品紹介

国民文学作家・吉川英治の代表作『宮本武蔵』の週刊配信を開始!

新聞小説として連載され、かつてないほどの人気を得た吉川英治の「宮本武蔵」を、情緒ある朗読に演出を加えたオーディオブックとしてお届けします。本コンテンツは、ポッドキャスト「週刊宮本武蔵」のアーカイブパッケージ版です。


第144回 逃げ水の記
武蔵の帰りを待ちきれず、新蔵の馬を借り、外へ出て行った伊織。秩父まで行けば武蔵に会えると思い、ひたすら鞭を打つが、その途中、3、4人の仲間(ちゅうげん)に引き止められる。お杉婆達の一行であった。武蔵が自分たちをつけさせているのだと勘違いした婆は、伊織を捕え、部落の入口の方へと連れていく。そこで彼を待っていたのは、不気味な笑みを浮かべる、佐々木小次郎であった。

第145回 栄達の門
朝の稽古を終えた北条新蔵のもとへ、五、六人の青年が訪ねてきた。彼らは皆、旗本の子弟であったり、儒官の子息であったりと、それぞれ然るべき家の子らであった。話を聞くと、亡師勘兵衛の子息・余五郎を討った佐々木小次郎を討ち返すため、新蔵にも手を貸してほしいという。だがその相談に対し、新蔵は意外な答えを返す。

第146回 天音
身を解放された武蔵は、何か思うところがあったのか、牛込の北条家には戻らず、武蔵野の草案へ帰っていった。留守番をしていた権之助に、これから誰からも離れて山へ分け入るつもりだと伝え、後のことを彼に託す。その後、沢庵、安房、そして伊織に宛てた手紙を権之助に委ねるのであった。

第147回 春告鳥く
鶯の名所である柳生谷に身を置いていたお通。長い間、陽の光を浴びていないせいか、彼女の顔は梨の花のように白く染まっていた。ある日、城内の者の口伝いに、兵庫から呼び出しを受けている事を知る。内容を聞きに行くと、自分の代わりとなって、挨拶に出てもらいたい客人が来ているとの事であった。

第148回 奔牛く
月ヶ瀬の渓流沿いへ、梅を見にやって来たお通と丑之助。この通りの先には、奈良から追われた牢人がたくさんいるという話を丑之助から聞くと、お通は不気味な気持ちに襲われ「もう帰ろう」と彼を促す。と、その時、何処からか「オオーイ」と呼ぶ声が聞こえてきた。声の主は、牢人ていの男三人組で、何やら卑しげな眼をしながら、お通の周りを取り囲むのであった。

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