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真智の火のゆくえ

著者 豊島ミホ

再生時間 02:06:22

出版社 新潮社

出版日 2012/3/1

配信日 2015/2/17

図表 なし

分割ファイル数 5 枚

倍速版 なし

¥540 税込
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作品紹介

将也もそれまでは私と一緒になってげらげら笑っていたのに、
その一言を聞くと足を止めた。そしてあろうことか、うつむいて耳まで赤くしたのだった。
「なんだよそれ」
私は一瞬、将也が怒ったんじゃないかと思った。でも違った。
「なんだよそれきーたことねーよ」
将也は照れていた。ぐいっと顔を外に逸らして、
橋の上から、山裾にあるため池のほうを見ていた。
その瞬間の気持ちを私は忘れない。
将也に心はあった。五歳から毎日のように同じ場所に通って、
初めて見ることができた。私の一言で、初めて。
幼なじみの将也は、真智にとって子どもの頃から特別な存在だった。
ふたりは、大学進学をきっかけに上京、やがて自然に結ばれる。
けれど、真智に向かって将也は言った。「お前、ほかに男つくれよ」と。


恋人とも呼べない男に翻弄されながら、
次第に自分を見つめ直していく女子の心を追った物語。


【朗読チャリティー企画「文芸あねもねR」とは】

新潮文庫から出版されている「文芸あねもね」は
2012年3月に刊行された「チャリティー書籍」です。
「女による女のためのR-18文学賞」に由縁のある10名の女性作家たちが
チャリティーのために作品を書き上げ、書籍の印税は、
東日本大震災の復興支援のために全額寄付されています。

この趣旨に賛同した、声優・井上喜久子と田中敦子。
そして彼女たちが声をかけた人気声優たちが朗読していき、
オーディオブックとして配信していきます。
この売上も同様に復興支援のために全額寄付いたします。
「オーディオブック」は、いつでも読書ができる「耳で聴く本」。
世界中どこからでもダウンロード出来る素敵なメディア。
人気声優の声をリスナーの耳元へ届けることで、あなたが私たちの声を聞くことで、
復興支援の手助けをしていきます。