作品紹介
【小学館の名作文芸朗読】
隣村の檀家へ法事で呼ばれた常念御房は、碁を打ち続けているうちに日が暮れてきたので慌てて帰る。しばらくすると、きつね色をした犬が後をついてくる。峠の下の茶屋でお婆さんに古提灯を借り、ついでに団子とおまんじゅうを買う。お婆さんによれば、きつねかもしれないという。後ろを振り向くのも怖いので、常念坊はぐんぐん歩き続ける。ようやく村に着くと、なぜか団子の竹の皮包みがなくなっていた。
隣村の檀家へ法事で呼ばれた常念御房は、碁を打ち続けているうちに日が暮れてきたので慌てて帰る。しばらくすると、きつね色をした犬が後をついてくる。峠の下の茶屋でお婆さんに古提灯を借り、ついでに団子とおまんじゅうを買う。お婆さんによれば、きつねかもしれないという。後ろを振り向くのも怖いので、常念坊はぐんぐん歩き続ける。ようやく村に着くと、なぜか団子の竹の皮包みがなくなっていた。
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