落ちつく音の本「心を休ませ集中力UP」おうちでChillするLo-Fi Hiphop

「仕事や勉強の時に聴けば、集中力が増し、仕事がはかどる」耳で聴くchillする音の本。


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出社・登校せず、自宅で仕事や勉強をする人が増えている昨今。
多くの人の悩みは、会社の人の目があるわけでもない中、YouTubeやゲームなどの誘惑も多くてなかなか集中出来ないことではないでしょうか。

カフェは集中するのにちょうどいい雑音が流れていますが、自宅で仕事・勉強する場合、無音は嫌だが集中力を削がれない程度の適度なBGMとして何を聞いていいのかわからないという方も多いと思います。
そこでオススメしたいのは、「Lo-Fi HipHop（ローファイ・ヒップホップ）」というジャンルの音楽。

ヒップホップと聞くと、敬遠したがる方も多いと思います。
最近はテレビ番組などの影響もあり認知を得ましたが、少し前までは「よくわからない」「早口でまくし立てている」「いかついファッション」「クラブで騒いでいるイメージ」等々、ネガティブなイメージを持っている方が多かったと思います。

今回こちらのチャンネルで主に扱っている「Lo-Fi HipHop」は、ヒップホップという言葉は入っていますが「ラップ」もなければ、「クラブで騒ぐ」という類いの音楽でもありません。
「Lo-Fi HipHop」とは、ジャズを中心としたサンプル音源と、ドランクビートと呼ばれるレイドバック（後ろノリ）気味の少しお酒でヨレたような心地いいビートで構成される音楽こと。
そう言われると、何のことやら…と思われる方もいるかもしれませんが、簡単に言えばローテンポで心地よく耳に優しくておしゃれな感じのする音楽のことです。

2017年ごろからネットを中心に急速に広がり始めたジャンルで、現在YouTube上にある「Lo-Fi HipHop」関連チャンネルなどは登録者数740万人、総再生7億回を超えるなどとても人気です。
元は「Jazzy HipHop」という日本のプロデューサー/Dj「nujabes」が生み出したジャンルが起源となっており、現在は全世界で仕事や勉強、チルする時などに作業用BGMとして幅広く親しまれている音楽です。

さて、最近若者の間でよく使われている「チル」とはなんでしょうか。
あまり聞いたことがない人も多いと思いますが、「チル」とは英語のヒップホップ用語で、「chill out（チルアウト）」が語源になっていて「チルする」「チルってる」といった形で使われています。
「チル」の意味は「くつろぐ」「まったりする」「落ち着く」など、心身のリラックスした状態を表す言葉です。

音楽には人の感情を誘導する感情誘導効果があります。
身近なところで言うと、歯医者さんでは落ち着いたBGMが流れていたり、明るい雰囲気の居酒屋ではアップテンポの曲が流れていたりしますよね。
それは音楽によって患者さんの気持ちを落ち着かせて不安を軽減したり、お客さんの気分を高揚させて楽しい飲み会を演出したりするためです。
BGMによって人の感情を誘導するのです。

この効果は仕事中・勉強中にも使えます。
朝から晩まで長時間職場でデスクワークをしたり、一人で黙々と勉強していると、多かれ少なかれストレスは溜まります。
そこでチルする音楽を流せば、カフェにいるようなおしゃれな気持ちのままストレスの蓄積を防ぎ、作業効率を高めることも期待できるのです。

こちらのチャンネルはまさに「チルしながら」（ゆっくり落ち着きながら）集中して仕事や勉強をしたいという方々に最適な作業用BGMポッドキャストとなっています。
是非作業のお供にお聞き流しください。


アートワーク：菊池摩耶
制作・出版：SOUND PUBLICATION（サウンドパ ブリケーション）