恋愛論

出版社 パンローリング

ナレーター茶川亜郎

再生時間 00:23:52

添付資料 なし

出版日 2009/10/1

販売開始日 2010/4/17

トラック数 1

購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)

作品紹介

人間は何のために恋をするのか。人生の中で恋愛の持つ役割とは何なのか。坂口安吾流の恋愛論を聴いて、自分なりの恋愛論を確立してみませんか?


恋愛は幻であり、永遠の恋などは嘘の骨頂だとわかっていても、
「それをするな」といい得ない性質のものである。
それをしなければ人生自体がなくなるようなものなのだから。
つまりは、人間は死ぬ、どうせ死ぬものなら早く死んでしまえ、
ということが成り立たないのと同じだ。
しかし何度、恋をしたところで、
そのつまらなさが分かるほかに人は偉くなるということもなさそうだ。
むしろその愚劣さによって常に裏切られるばかりであろう。
そのくせ、恋なしに人生は成りたたぬ。ああ、孤独。

孤独は、人のふるさとだ。恋愛は、人生の花であります。
いかに退屈であろうとも、この外に花はない。

いつの時代も男と女の関係は変わらないものなのかもしれません。
多くの名言を生み出した坂口安吾の「恋愛論」。
オーディオブックでお楽しみください。
(C)PanRolling

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