プロジェクトX挑戦者たち〈1〉　上・下巻

NHKの人気番組が待望のオーディオブック化!戦後の日本を支えた、多くの開発プロジェクト。無名の「挑戦者たち」の努力と無数のエピソードを鮮やかに描き出すドキュメンタリーの傑作です。
こちらは「上巻」「下巻」がご一緒にお楽しみ頂けるまとめ買いパッケージです。
TV番組内で紹介されたプロジェクトを合わせて6話を収録しています。

富士山の頂上に白いボールが乗っているのをご存知でしょうか。
昭和39年に完成したその白いボールこそ、日本最高所に位置する気象庁富士山気象レーダーです。
気象衛星が出来る前、昭和30年代当時の気象レーダーの探知能力では
十分な台風観測が難しく、日本各地での台風被害を食い止めることが出来ませんでした。
そこで考案されたのが富士山レーダーです。

しかし日本一の山の頂上に600トンを超える気象レーダー設備を設置する事は、想像以上の難題をクリアしていかなければなりませんでした。
巨大台風から日本を守ることを使命とした気象庁観測課のプロジェクトチームは、一体どのような対策を講じ、何を想い、いかにして完成までたどり着いたのでしょうか。

他にも、家庭用VHSの開発に尽力した日本ビクターVTR事業部の大逆転劇、「船の墓場」と呼ばれる津軽海峡の海底100メートルを貫通する青函トンネル開通に命をかけたトンネルマンの執念や戦後の医療の発展、特に胃がんの早期発見を願った若き医者らによる胃カメラの開発プロジェクトなど、知られざるプロジェクトの裏側を紹介。

私たちが普段目にしているものの原点には、たくさんの人の努力・意地・願い・愛情が秘められていることを再認識できるパッケージです。