作品紹介
【小学館の名作文芸朗読】
小さな正ちゃんが病気で高い熱を出し、お母さんは夜通し看病してようやく寝かしつける。ところが往来に面した家なので、兵隊の行進のらっぱや馬蹄の音、羅宇屋の笛の音が次々と聞こえてきて、せっかく眠った正ちゃんが起きてしまわないかと気が気でない。普段は気にも留めない音が、このときばかりはすべて脅威に感じられ、お母さんはまるで「音の世界の中に住んでいる」ようだと思う。
小さな正ちゃんが病気で高い熱を出し、お母さんは夜通し看病してようやく寝かしつける。ところが往来に面した家なので、兵隊の行進のらっぱや馬蹄の音、羅宇屋の笛の音が次々と聞こえてきて、せっかく眠った正ちゃんが起きてしまわないかと気が気でない。普段は気にも留めない音が、このときばかりはすべて脅威に感じられ、お母さんはまるで「音の世界の中に住んでいる」ようだと思う。
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