作品紹介
【小学館の名作文芸朗読】
戦後日本における「公」と「私」の概念の転倒について論じた随筆文。食糧危機を具体的な切り口として、日本社会では本来「公」の問題であるはずの食の問題が、長らく各家庭の「私事」として扱われてきた歴史を指摘する。配給の不公平や闇市の横行も、食を社会全体の課題として捉える習慣がなかったことに起因すると述べ、政府や代議士たちが土地問題などの根本的解決に踏み込まず、個人の買い出しに頼るばかりの姿勢を批判している。
戦後日本における「公」と「私」の概念の転倒について論じた随筆文。食糧危機を具体的な切り口として、日本社会では本来「公」の問題であるはずの食の問題が、長らく各家庭の「私事」として扱われてきた歴史を指摘する。配給の不公平や闇市の横行も、食を社会全体の課題として捉える習慣がなかったことに起因すると述べ、政府や代議士たちが土地問題などの根本的解決に踏み込まず、個人の買い出しに頼るばかりの姿勢を批判している。
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