作品紹介
22歳、プロ4年目で脳腫瘍の宣告。
18時間に及ぶ大手術、
2年間の闘病とリハビリ、
回復しない視力、
24歳での引退試合――
絶望に立ち向かう姿に誰もが涙した、感動の実話
日々の積み重ねの姿勢とまっすぐな気持ちがみんなを動かした。
阪神にとってかけがえのない選手。
――矢野燿大(阪神タイガース監督)
横田、野球の神様って、本当にいるんだな。
――鳥谷敬(千葉ロッテマリーンズ)
2019年に引退した元阪神タイガース・横田慎太郎が自身の半生を綴ったエッセイ。
ドラフト2位で阪神に入団し、抜群の身体能力で将来を嘱望された横田は、22歳で脳腫瘍の診断を受ける。
18時間の手術、2年におよぶ闘病とリハビリの末復帰するも、視力は回復しなかった。
24歳、二軍での引退試合。プロ野球人生最後のプレーで見せた、ボールがほとんど見えないなかでの補殺は「奇跡のバックホーム」とよばれ話題となり、多くの人に感動を与えた。
引退試合のエピソードを軸に、脳腫瘍の手術と闘病、家族・球団への感謝、これからの人生、病気と闘う子どもたちへのエールなどを綴る。
絶望と苦しみの日々の先に見えたものとは――。すべての人を勇気づける一冊。
【本文より】
「横田くん、言いにくいんだけど、大きな病気です」
「野球のことは、いったん忘れてください」
僕にとってそれは、死刑を宣告されたのに等しいといってもよかった。
暗い気持ちになると同時に、腹が立ってきました。
「なんでおれが……。どうしておれが野球を取り上げられなきゃならないんだ? 」
野球ができなくなったら、これから何をすればいいんだろう――
そんなことまで考えながら、ほとんど眠らずに朝を迎えました。
打球は見えていませんでした。
ボールが二重に見えるうえ、距離感がつかめない。
「これが最後のプレーかよ……」
それでも、気がつくと前に出ていた僕は、
ボールをキャッチすると大きく右足を踏み出し、
ダイレクトでキャッチャーに送球しました。
【もくじ】
序 章 神様の演出
第1章 野球のことは忘れてください
発端は原因不明の頭痛/どうしておれが病気に……/神経には傷一本つけないでください/手術は成功したものの……/18時間の大手術/何も見えない
第2章 遠かった甲子園
野球人生の始まり/ソフトボール漬けの小学生時代/中学で全国大会に/小さな目標をひとつずつ/すべては野球のために「/勉強しなさい」と言わなかった両親/憧れの鹿児島実業に入学/はじめての寮生活/ホームシックになる暇がないほどの練習/1年生で4番に抜擢/一度もやめたいとは思わなかった/努力することが好きだった/最後の夏、県大会決勝、9回裏/すべてはプロに行くために/指名してくれればどこでもよかった/まさかの阪神2位指名
第3章 一軍を目指して
背番号は桧山さんの「24」/打球が前に飛ばない/6本塁打でも実力不足を痛感/予想以上に長くハードな1年目/天然でいじられキャラ/掛布さんのマンツーマン指導/雑になったこと。それが二軍落ちの原因/初の一軍キャンプ参加/開幕スタメン/一軍失格
第4章 闘病
病室で寝泊まりしながら看病してくれた母/もう一度野球ができるかもしれない/ファンからの手紙/リハビリは「幼稚園児」の身体から/想像を絶する苦しさだった抗がん剤と放射線の治療/父の「意外な行動」に号泣「/24番をあけて待ってる」/金本監督からの差し入れ/寛解/家族なしでは耐えられなかった/僕にはもう一度プレーする義務がある
第5章 復活を信じてもがいた2年間
再び虎風荘へ/育成契約で背番号「124」に/ランチ特打で突然流れた『栄光の架橋』/矢野監督の言葉/阪大病院を訪問/目の状態だけが回復しなかった/今年でやめます
第6章 奇跡のバックホーム
異例の引退試合/プロ6年間のベストプレー/僕と母だけに聞こえた音楽/想定外が重なって生まれた奇跡/神様が背中を押してくれた/24番のユニフォームに涙/とっさに言葉がわいてきた最後のあいさつ/タイガースに入団してよかった/やっと人の力になれた/ファンが後押ししてくれたバックホーム/最後に伝えたいこと
終 章 新たなプレイボール
18時間に及ぶ大手術、
2年間の闘病とリハビリ、
回復しない視力、
24歳での引退試合――
絶望に立ち向かう姿に誰もが涙した、感動の実話
日々の積み重ねの姿勢とまっすぐな気持ちがみんなを動かした。
阪神にとってかけがえのない選手。
――矢野燿大(阪神タイガース監督)
横田、野球の神様って、本当にいるんだな。
――鳥谷敬(千葉ロッテマリーンズ)
2019年に引退した元阪神タイガース・横田慎太郎が自身の半生を綴ったエッセイ。
ドラフト2位で阪神に入団し、抜群の身体能力で将来を嘱望された横田は、22歳で脳腫瘍の診断を受ける。
18時間の手術、2年におよぶ闘病とリハビリの末復帰するも、視力は回復しなかった。
24歳、二軍での引退試合。プロ野球人生最後のプレーで見せた、ボールがほとんど見えないなかでの補殺は「奇跡のバックホーム」とよばれ話題となり、多くの人に感動を与えた。
引退試合のエピソードを軸に、脳腫瘍の手術と闘病、家族・球団への感謝、これからの人生、病気と闘う子どもたちへのエールなどを綴る。
絶望と苦しみの日々の先に見えたものとは――。すべての人を勇気づける一冊。
【本文より】
「横田くん、言いにくいんだけど、大きな病気です」
「野球のことは、いったん忘れてください」
僕にとってそれは、死刑を宣告されたのに等しいといってもよかった。
暗い気持ちになると同時に、腹が立ってきました。
「なんでおれが……。どうしておれが野球を取り上げられなきゃならないんだ? 」
野球ができなくなったら、これから何をすればいいんだろう――
そんなことまで考えながら、ほとんど眠らずに朝を迎えました。
打球は見えていませんでした。
ボールが二重に見えるうえ、距離感がつかめない。
「これが最後のプレーかよ……」
それでも、気がつくと前に出ていた僕は、
ボールをキャッチすると大きく右足を踏み出し、
ダイレクトでキャッチャーに送球しました。
【もくじ】
序 章 神様の演出
第1章 野球のことは忘れてください
発端は原因不明の頭痛/どうしておれが病気に……/神経には傷一本つけないでください/手術は成功したものの……/18時間の大手術/何も見えない
第2章 遠かった甲子園
野球人生の始まり/ソフトボール漬けの小学生時代/中学で全国大会に/小さな目標をひとつずつ/すべては野球のために「/勉強しなさい」と言わなかった両親/憧れの鹿児島実業に入学/はじめての寮生活/ホームシックになる暇がないほどの練習/1年生で4番に抜擢/一度もやめたいとは思わなかった/努力することが好きだった/最後の夏、県大会決勝、9回裏/すべてはプロに行くために/指名してくれればどこでもよかった/まさかの阪神2位指名
第3章 一軍を目指して
背番号は桧山さんの「24」/打球が前に飛ばない/6本塁打でも実力不足を痛感/予想以上に長くハードな1年目/天然でいじられキャラ/掛布さんのマンツーマン指導/雑になったこと。それが二軍落ちの原因/初の一軍キャンプ参加/開幕スタメン/一軍失格
第4章 闘病
病室で寝泊まりしながら看病してくれた母/もう一度野球ができるかもしれない/ファンからの手紙/リハビリは「幼稚園児」の身体から/想像を絶する苦しさだった抗がん剤と放射線の治療/父の「意外な行動」に号泣「/24番をあけて待ってる」/金本監督からの差し入れ/寛解/家族なしでは耐えられなかった/僕にはもう一度プレーする義務がある
第5章 復活を信じてもがいた2年間
再び虎風荘へ/育成契約で背番号「124」に/ランチ特打で突然流れた『栄光の架橋』/矢野監督の言葉/阪大病院を訪問/目の状態だけが回復しなかった/今年でやめます
第6章 奇跡のバックホーム
異例の引退試合/プロ6年間のベストプレー/僕と母だけに聞こえた音楽/想定外が重なって生まれた奇跡/神様が背中を押してくれた/24番のユニフォームに涙/とっさに言葉がわいてきた最後のあいさつ/タイガースに入団してよかった/やっと人の力になれた/ファンが後押ししてくれたバックホーム/最後に伝えたいこと
終 章 新たなプレイボール
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