作品紹介
ポッドキャスト「木村勝英のサウンドミュージアム」にて配信したシリーズ「世界の音風景」から、「春日大社・楽人の雅楽独奏2」をお届けします。
■意調子(いじょうし)篳篥(ひちりき)
「意調子(いじょうし)」は、次に奏でる「高麗乱声(こまらんじょう)」といずれも舞人が登場する際の合図となる前奏曲ですが、それぞれ楽風と役割が異なります。
意調子は演舞前に舞の始まりを告げ、舞人の登場に先立って奏でる導入曲です。奏者は基本音階からその時の感情や間合いで場の雰囲気を表現するなど、非常に厳かで静寂な空間でどのように奏でるか、が重要となるそうです。演奏は篳篥(ひちりき)です。
■高麗乱声(こまらんじょう)高麗笛(こまぶえ)
高麗乱声(こまらんじょう)は高麗舞を舞う人の登場する音楽として奏でます。
飛鳥時代から奈良時代に朝鮮半島を経由して音楽、舞が伝来し、その総称として「高麗楽(こまがく)」が定着しました。
雅楽特有の旋律的ではなく高麗笛(こまぶえ)を主奏楽器とし、高麗笛独特の鋭い高い音で拍子を合わせず、カノン風、つまり風に追いかけるように力強く即興的に吹くので「乱声(らんじょう)」となったそうです。
また「高麗楽(こまがく)」の前に奏されるので高麗乱声(こまらんじょう)といいます。高麗笛(こまぶえ)の演奏です。
■東遊駿河歌(あずまあそびのするがうた)高麗笛(こまぶえ)
駿河国(静岡県)に伝わる風俗歌とそれに合わせて舞う「駿河舞」です。駿河の有度浜(うどはま)に天女が舞い降りたという神聖な起源を持つ組曲。日本古来の伝統的な歌舞「国風歌舞(くにぶりのうたまい)の一つです。平安時代の王朝文化のなかで発展して形式が整えられたといいます。その中でもひときわ明るく洗練された歌舞です。高麗笛(こまぶえ)演奏です。
■庭火(にわび) 篳篥(ひちりき)
「庭火(にわび)」前半の演奏、篳篥(ひちりき)の音色です。
庭で焚くかがり火を題材とした風情ある秘曲。
「庭火(にわび)」と「御神楽(みかぐら)」は日本神話・天岩戸(あまのいわと)と深い関係があるといいます。
天照大御神(あまてらすおおみのかみ)が天岩戸(あまのいわと)に隠れ、世の中が闇に包まれた際、八百万の神々が岩戸の前で薪に火を焚きその場を「清め」暗闇を照らし、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が滑稽で激しい踊りを舞い、神々が歌や楽器で囃子立てて、笑いと光を世界に取り戻したという日本神話があります。それが暗闇となった世界を照らし、「庭火(かがり火)」その光の中で雅楽の音色と共に神事行われたのが「御神楽(みかぐら)」の起源とされます。
■朝倉音取(あさくらねとり)神楽笛(かぐらぶえ)
朝倉音取(あさくらねとり)は御神楽で演奏する神楽歌「朝倉(あさくら」の前に奏でる、神を迎える前奏曲です。雅楽で各調子(音の調)の音色を整えるための序奏(前奏)や特定の場面に演奏され、千年以上前から受け継がれてきた神聖な独奏曲です。
神楽笛(かぐらぶえ)の演奏です。
■朝倉(あさくら)篳篥(ひちりき)
雅楽の中でも特に歴史が古く平安時代から伝承され神事や宮廷の儀式で演じられる日本国有の歌と舞の名曲です。
儀式は真夜中から始まって朝方近くに終わるという無拍子の非常に繊細で神秘的な秘曲中の秘曲とされ、大きな音が出やすい篳篥(ひちりき)で、「静かに優しく」奏でます。
春日大社の雅楽において「朝倉(あさくら)」は、まさに神聖な朝の光景と神々の恵みを歌い上げる、重要な神事の一部とされるそうです。
お聴きください。
単品では下記3シリーズを1作品ずつご購入いただけます。こちらもぜひご利用ください。
音で読む小説
世界の音風景
音の歳時記
■意調子(いじょうし)篳篥(ひちりき)
「意調子(いじょうし)」は、次に奏でる「高麗乱声(こまらんじょう)」といずれも舞人が登場する際の合図となる前奏曲ですが、それぞれ楽風と役割が異なります。
意調子は演舞前に舞の始まりを告げ、舞人の登場に先立って奏でる導入曲です。奏者は基本音階からその時の感情や間合いで場の雰囲気を表現するなど、非常に厳かで静寂な空間でどのように奏でるか、が重要となるそうです。演奏は篳篥(ひちりき)です。
■高麗乱声(こまらんじょう)高麗笛(こまぶえ)
高麗乱声(こまらんじょう)は高麗舞を舞う人の登場する音楽として奏でます。
飛鳥時代から奈良時代に朝鮮半島を経由して音楽、舞が伝来し、その総称として「高麗楽(こまがく)」が定着しました。
雅楽特有の旋律的ではなく高麗笛(こまぶえ)を主奏楽器とし、高麗笛独特の鋭い高い音で拍子を合わせず、カノン風、つまり風に追いかけるように力強く即興的に吹くので「乱声(らんじょう)」となったそうです。
また「高麗楽(こまがく)」の前に奏されるので高麗乱声(こまらんじょう)といいます。高麗笛(こまぶえ)の演奏です。
■東遊駿河歌(あずまあそびのするがうた)高麗笛(こまぶえ)
駿河国(静岡県)に伝わる風俗歌とそれに合わせて舞う「駿河舞」です。駿河の有度浜(うどはま)に天女が舞い降りたという神聖な起源を持つ組曲。日本古来の伝統的な歌舞「国風歌舞(くにぶりのうたまい)の一つです。平安時代の王朝文化のなかで発展して形式が整えられたといいます。その中でもひときわ明るく洗練された歌舞です。高麗笛(こまぶえ)演奏です。
■庭火(にわび) 篳篥(ひちりき)
「庭火(にわび)」前半の演奏、篳篥(ひちりき)の音色です。
庭で焚くかがり火を題材とした風情ある秘曲。
「庭火(にわび)」と「御神楽(みかぐら)」は日本神話・天岩戸(あまのいわと)と深い関係があるといいます。
天照大御神(あまてらすおおみのかみ)が天岩戸(あまのいわと)に隠れ、世の中が闇に包まれた際、八百万の神々が岩戸の前で薪に火を焚きその場を「清め」暗闇を照らし、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が滑稽で激しい踊りを舞い、神々が歌や楽器で囃子立てて、笑いと光を世界に取り戻したという日本神話があります。それが暗闇となった世界を照らし、「庭火(かがり火)」その光の中で雅楽の音色と共に神事行われたのが「御神楽(みかぐら)」の起源とされます。
■朝倉音取(あさくらねとり)神楽笛(かぐらぶえ)
朝倉音取(あさくらねとり)は御神楽で演奏する神楽歌「朝倉(あさくら」の前に奏でる、神を迎える前奏曲です。雅楽で各調子(音の調)の音色を整えるための序奏(前奏)や特定の場面に演奏され、千年以上前から受け継がれてきた神聖な独奏曲です。
神楽笛(かぐらぶえ)の演奏です。
■朝倉(あさくら)篳篥(ひちりき)
雅楽の中でも特に歴史が古く平安時代から伝承され神事や宮廷の儀式で演じられる日本国有の歌と舞の名曲です。
儀式は真夜中から始まって朝方近くに終わるという無拍子の非常に繊細で神秘的な秘曲中の秘曲とされ、大きな音が出やすい篳篥(ひちりき)で、「静かに優しく」奏でます。
春日大社の雅楽において「朝倉(あさくら)」は、まさに神聖な朝の光景と神々の恵みを歌い上げる、重要な神事の一部とされるそうです。
お聴きください。
単品では下記3シリーズを1作品ずつご購入いただけます。こちらもぜひご利用ください。
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