作品紹介
【小学館の名作文芸朗読】
きわめて仲の悪い二人の百姓、甲と乙がいた。ある夏、幾日も雨が降らず、あたりの水が涸れていく。甲の井戸は深くて水が尽きないが、乙の井戸は浅く、もう間もなく尽きそうだった。乙は山のふもとの谷間で、旱魃にも涸れない清水を見つけて安堵する。ところが甲もその清水を知っていた。金持ちの甲は町で大量の油を買い込み、夜になると清水のそばへ流してしまう。「馬がすべって転んだから」と言い訳をして・・・。
きわめて仲の悪い二人の百姓、甲と乙がいた。ある夏、幾日も雨が降らず、あたりの水が涸れていく。甲の井戸は深くて水が尽きないが、乙の井戸は浅く、もう間もなく尽きそうだった。乙は山のふもとの谷間で、旱魃にも涸れない清水を見つけて安堵する。ところが甲もその清水を知っていた。金持ちの甲は町で大量の油を買い込み、夜になると清水のそばへ流してしまう。「馬がすべって転んだから」と言い訳をして・・・。
新着作品
週間総合ランキング
読み込み中...

