作品紹介
【小学館の名作文芸朗読】
榎木の実が落ちる時分、気の短い弟と気長な兄の二人の兄弟がいた。二人の家には奉公して働いている正直な好いお爺さんがいた。弟は榎木の実が紅くなるのを待てず、お爺さんの忠告を聞かずに駈け出して行った。弟が実を拾いに行くと、高い枝の上の槐鳥が「早過ぎた」と鳴き、実はまだ青くて食べられなかった。兄は安心してゆっくり出掛けて行ったが、槐鳥が今度は「遅過ぎた」と鳴き、紅い実は他の子供に拾われてしまっていた。
榎木の実が落ちる時分、気の短い弟と気長な兄の二人の兄弟がいた。二人の家には奉公して働いている正直な好いお爺さんがいた。弟は榎木の実が紅くなるのを待てず、お爺さんの忠告を聞かずに駈け出して行った。弟が実を拾いに行くと、高い枝の上の槐鳥が「早過ぎた」と鳴き、実はまだ青くて食べられなかった。兄は安心してゆっくり出掛けて行ったが、槐鳥が今度は「遅過ぎた」と鳴き、紅い実は他の子供に拾われてしまっていた。
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