作品紹介
【日本近代文学名作選(59)】 北原白秋(明治18年 - 昭和17年)による短編 「日が照って、牡丹の咲いてる田舎のお家から、埃つぽくてせせこましい町方へ、子守に出たその子のことを思ふと、かはいさうです。ーよいよよいよと、よよ節唄うて、唄うてあるくは守の役。(伊勢)・西の町から、東の町まで、唄うてあるくは守の役。(同上)ーよいよよいよと、主人の子供を背なかに負つて、朝から晩まで、表を行ったり来たりします。ー守といふもな浅ましものよ。道や街道で日を暮らす。(伊勢)ー前結びに鉢巻をして、尻切草履で、まるでふくら雀のやうにねんねこを膨らかして、むづかる子をすかしすかしして、二人三人と、子守が日向へ集つたり、一人で遠くへ風に吹かれてゆく姿は、そこらの町辻や器によく見あたりませう。」ーー 朗読:長尾奈奈 企画/制作:声の書店 協力:株式会社 仕事 (C)2026 声の書店
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