作品紹介
【講義内容】
山上憶良は、和歌の表現の可能性を大きく拡げた歌人です。憶良は、社会の実相を深く見つめ、最晩年には己の病と死を見据えるような歌を残しています。それは、和歌の世界に「思想」を導き入れることでもありました。その背後には、豊かな漢詩文の知識、仏教へのつよい関心があります。ここでは筑前守として九州の地に赴任して以降の作、「子らを思ふ歌」を含む「嘉摩郡三部作」、「貧窮問答歌」を中心にお話しします。
【講師】
多田一臣 ただ・かずおみ(国文学者・東京大学名誉教授)
東京大学大学院修了。博士(文学)。千葉大学助教授、東京大学教授、放送大学客員教授、二松学舎大学特別招聘教授等を歴任。日本古代文学、日本古代文化論専攻。
著書に、『日本霊異記』(全3冊、ちくま学芸文庫)、『万葉集全解』(全7冊、筑摩書房)、『古代文学の世界像』(岩波書店)、『柿本人麻呂』(人物叢書、吉川弘文館)、『古事記私解III』(花鳥社)、『万葉樵話』(筑摩書房)などがある。古代の人びとの背後にある世界像の追求と表現史の構築とを目指す。
※本作はJPカルチャー・オンラインにて映像配信中の同講座をオーディオ化したものです。
映像で学びたい方はこちら↓
https://jpculture.stores.jp/?category_id=61ff30ac110dda63670d66c0
山上憶良は、和歌の表現の可能性を大きく拡げた歌人です。憶良は、社会の実相を深く見つめ、最晩年には己の病と死を見据えるような歌を残しています。それは、和歌の世界に「思想」を導き入れることでもありました。その背後には、豊かな漢詩文の知識、仏教へのつよい関心があります。ここでは筑前守として九州の地に赴任して以降の作、「子らを思ふ歌」を含む「嘉摩郡三部作」、「貧窮問答歌」を中心にお話しします。
【講師】
多田一臣 ただ・かずおみ(国文学者・東京大学名誉教授)
東京大学大学院修了。博士(文学)。千葉大学助教授、東京大学教授、放送大学客員教授、二松学舎大学特別招聘教授等を歴任。日本古代文学、日本古代文化論専攻。
著書に、『日本霊異記』(全3冊、ちくま学芸文庫)、『万葉集全解』(全7冊、筑摩書房)、『古代文学の世界像』(岩波書店)、『柿本人麻呂』(人物叢書、吉川弘文館)、『古事記私解III』(花鳥社)、『万葉樵話』(筑摩書房)などがある。古代の人びとの背後にある世界像の追求と表現史の構築とを目指す。
※本作はJPカルチャー・オンラインにて映像配信中の同講座をオーディオ化したものです。
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