作品紹介
岸政彦さん・花田菜々子さん推薦!
ZINE発!日記文学の新星が綴る小さな試み“やってみた”
いつもの日常に小さな試みを取り入れてみたら――?
***
2024年の6月から10月のあいだ、週に3日から4日、“暇をふせぐ”ための簡単なトピックを生活に組み入れてみることにした。その日々の日記をまとめたのがこの本だ。
ポリシーを破ってめぐりめぐって日記を書くために何かし続けた。そこには非日常ではない、日常がかすかにふるえるような手応えがあった。
***
23年ごしでハーゲンダッツのクリスピーサンドを食べる / 喫茶店で回数券を買う / 朝のラジオを外で聴く / かつてのバイト先に行く / 小学生の頃に読んでいた少女漫画雑誌を買う / 資格を取ろうと思い立つ / 駅にあるワーキングブースを使う 等々…!
やったことないけど、ちょっと気になる…日常にあふれている小さな試み。
よくわからないまま輝き続ける世界に飛び込んで、得た気づきを集めた日記本です。
■ 目 次
はじめに
1章 身近な未体験にふれる
あまりにもきっぱりとした世界との隔離/この家がすこしずつきれいになっていく謎/おへぎとは何か/これは情報なんかじゃない、味だ/シエスタ、終わらない夏休み/まやかしの無料に惑わされて/存在だけの味がする
2章 過去を振り返って思い出すように気づく
漏れ出て立ち上がる殺しきれない人々の気配/眠れるロボット掃除機を起こして/自分には天真爛漫に読んでほしい/八木アンテナが立っている/マクドナルドのホットケーキが思い出だけど新鮮/私の映画のいびつな記憶/思わぬ静かな廃れ/もう閉業してしまったバイト先に似ている
3章 アナログの質感に気づく
この修道院では虎を飼っている/わざわざの手前の写真/あまりにもなまなましい生活の迫力/家電全般のテレポーテーション・ガン的なところ
4章 あたらしい暮らしに気づく
永遠に観るものがなかった私へ/水をたくさん飲む人の日傘/暗証番号が必要ない世界の驚くべきスムーズ/積みストレッチではじめて知る変な動き/持ち帰った途端大きくなるもの、家具と雑草/雨の中を歩く体と心のこの堂々としたさま/肉を買うのはいつまでもちょっとこわい
5章 自分がやってこなかったことをやる
ファイナンシャルをプランすることへの懐疑/正月は毎年9月に来る/張り切る4DXの水しぶき浴びて/公園を歩く、すみずみで生きられる/徒歩より電車より具体的に切ないドライブの終わり/ 6章 家事に気づく
どうでもいい歴史はくり返す/これが健康日本21の体/スパゲッティ3人分のパスタソースは、うどん3人分には多い/家族揃って最大限に味わう洗濯槽の汚れ 7章 身近な未体験にふれる おかわり
このサラダはがちゃがちゃに混ぜてあるからおいしい/ページをめくることはまばたき/塗った首だけが冬だ/毛根を通じて伝わる髪のたゆたい/つないだラジオを大地に放す/名前の知らなさに、既知を漂白される/つい買ったものにある無意識らしい手触り
つま先立ちで見る世界 あとがきにかえて
ZINE発!日記文学の新星が綴る小さな試み“やってみた”
いつもの日常に小さな試みを取り入れてみたら――?
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2024年の6月から10月のあいだ、週に3日から4日、“暇をふせぐ”ための簡単なトピックを生活に組み入れてみることにした。その日々の日記をまとめたのがこの本だ。
ポリシーを破ってめぐりめぐって日記を書くために何かし続けた。そこには非日常ではない、日常がかすかにふるえるような手応えがあった。
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23年ごしでハーゲンダッツのクリスピーサンドを食べる / 喫茶店で回数券を買う / 朝のラジオを外で聴く / かつてのバイト先に行く / 小学生の頃に読んでいた少女漫画雑誌を買う / 資格を取ろうと思い立つ / 駅にあるワーキングブースを使う 等々…!
やったことないけど、ちょっと気になる…日常にあふれている小さな試み。
よくわからないまま輝き続ける世界に飛び込んで、得た気づきを集めた日記本です。
■ 目 次
はじめに
1章 身近な未体験にふれる
あまりにもきっぱりとした世界との隔離/この家がすこしずつきれいになっていく謎/おへぎとは何か/これは情報なんかじゃない、味だ/シエスタ、終わらない夏休み/まやかしの無料に惑わされて/存在だけの味がする
2章 過去を振り返って思い出すように気づく
漏れ出て立ち上がる殺しきれない人々の気配/眠れるロボット掃除機を起こして/自分には天真爛漫に読んでほしい/八木アンテナが立っている/マクドナルドのホットケーキが思い出だけど新鮮/私の映画のいびつな記憶/思わぬ静かな廃れ/もう閉業してしまったバイト先に似ている
3章 アナログの質感に気づく
この修道院では虎を飼っている/わざわざの手前の写真/あまりにもなまなましい生活の迫力/家電全般のテレポーテーション・ガン的なところ
4章 あたらしい暮らしに気づく
永遠に観るものがなかった私へ/水をたくさん飲む人の日傘/暗証番号が必要ない世界の驚くべきスムーズ/積みストレッチではじめて知る変な動き/持ち帰った途端大きくなるもの、家具と雑草/雨の中を歩く体と心のこの堂々としたさま/肉を買うのはいつまでもちょっとこわい
5章 自分がやってこなかったことをやる
ファイナンシャルをプランすることへの懐疑/正月は毎年9月に来る/張り切る4DXの水しぶき浴びて/公園を歩く、すみずみで生きられる/徒歩より電車より具体的に切ないドライブの終わり/ 6章 家事に気づく
どうでもいい歴史はくり返す/これが健康日本21の体/スパゲッティ3人分のパスタソースは、うどん3人分には多い/家族揃って最大限に味わう洗濯槽の汚れ 7章 身近な未体験にふれる おかわり
このサラダはがちゃがちゃに混ぜてあるからおいしい/ページをめくることはまばたき/塗った首だけが冬だ/毛根を通じて伝わる髪のたゆたい/つないだラジオを大地に放す/名前の知らなさに、既知を漂白される/つい買ったものにある無意識らしい手触り
つま先立ちで見る世界 あとがきにかえて
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