作品紹介
ポッドキャスト「木村勝英のサウンドミュージアム」にて配信したシリーズ「世界の音風景」から、「サラスヴァティ・ヴィーナ1」をお届けします。
古代インドの神話に登場する音楽の神様として知られる女神サラスヴァティ。聖なる楽器「サラスヴァティ・ヴィ-ナ」の音源です。
南インドのチェンナイ(旧名マドラス)に在住する芸術家最高の称号(パドマ・ブーシャン)を与えられた「バーラチャンダー氏」を訪ねました。
チェンナイの自宅に到着すると民族衣装を身にまとった坊主頭のかっぷくのいい初老のバーラチャンダー氏が迎えてくれ、離れにある一戸建てのお堂の中へと案内されました。お堂の中は薄暗くヒンドゥーの大きな祭壇が部屋いっぱいに祭られ、神々がろうそくのゆらぐ灯りを受けて金色に輝いていました。神聖なる祭壇前には抱きかかえられないほど大きな特別に造られた愛用のサラスヴァティ・ヴィ-ナがドーンと陣をとっています。その先に微かに揺れる炎の先に何かの彫り物が神秘的に見え隠れしていました。それはヴィーナを抱えた立派な木彫りの女神サラスヴァティ-です。
ここがバーラチャンダー氏のアトリエ・・・
氏はお堂に入ると微動だにせず一言も語らず瞑想に入った。
しばらく静寂が続く、外から漏れて来る微かな車の音と撥弦楽器であるヴィ-ナの共鳴器から独特な発信音が小さく響いている。
バーラチャンダー氏は長い祈りを捧げると、体を揺らしゆっくり膝を立てた。それからサラスヴァティ-・ヴィ-ナの横に身を構え、あぐらをかいて座った。幻想的な蝋燭の灯りが揺らぐ世界。
精魂込めて語りかけるように奏ではじめるのです。
前半の演奏です。お聴きください。
尚、この音源の収録はバーラチャンダー氏が永眠する1年前の1988年10月に収録した楽曲です。
単品では下記3シリーズを1作品ずつご購入いただけます。こちらもぜひご利用ください。
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世界の音風景
音の歳時記
古代インドの神話に登場する音楽の神様として知られる女神サラスヴァティ。聖なる楽器「サラスヴァティ・ヴィ-ナ」の音源です。
南インドのチェンナイ(旧名マドラス)に在住する芸術家最高の称号(パドマ・ブーシャン)を与えられた「バーラチャンダー氏」を訪ねました。
チェンナイの自宅に到着すると民族衣装を身にまとった坊主頭のかっぷくのいい初老のバーラチャンダー氏が迎えてくれ、離れにある一戸建てのお堂の中へと案内されました。お堂の中は薄暗くヒンドゥーの大きな祭壇が部屋いっぱいに祭られ、神々がろうそくのゆらぐ灯りを受けて金色に輝いていました。神聖なる祭壇前には抱きかかえられないほど大きな特別に造られた愛用のサラスヴァティ・ヴィ-ナがドーンと陣をとっています。その先に微かに揺れる炎の先に何かの彫り物が神秘的に見え隠れしていました。それはヴィーナを抱えた立派な木彫りの女神サラスヴァティ-です。
ここがバーラチャンダー氏のアトリエ・・・
氏はお堂に入ると微動だにせず一言も語らず瞑想に入った。
しばらく静寂が続く、外から漏れて来る微かな車の音と撥弦楽器であるヴィ-ナの共鳴器から独特な発信音が小さく響いている。
バーラチャンダー氏は長い祈りを捧げると、体を揺らしゆっくり膝を立てた。それからサラスヴァティ-・ヴィ-ナの横に身を構え、あぐらをかいて座った。幻想的な蝋燭の灯りが揺らぐ世界。
精魂込めて語りかけるように奏ではじめるのです。
前半の演奏です。お聴きください。
尚、この音源の収録はバーラチャンダー氏が永眠する1年前の1988年10月に収録した楽曲です。
単品では下記3シリーズを1作品ずつご購入いただけます。こちらもぜひご利用ください。
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