チケット対象

社員がメンタル不調になる前に 会社の責任? それとも……?

出版社 日本能率協会マネジメントセンター

ナレーター吉田寛人

再生時間 05:09:00

添付資料 あり(4)

出版日 2024/6/21

販売開始日 2025/7/29

トラック数 12

作品紹介

【内容紹介】

日本は精神疾患患者が急増している。
政府もストレスチェックの実施や産業医の専任、健康経営の啓蒙、ハラスメント窓口の設置義務化など、多数の施策を打ち出しているが、リモートワークが増えたことで、残念ながら一層加速しているというのが現状だ。
2017年時点でも日本の精神疾患を有する総患者数は約419.3万人、また経済協力開発機構(OECD)のメンタルヘルスに関する調査では、日本国内でうつ病、うつ状態の人の割合は、2013年の調査では7.9%だったのに対して、2020年には17.3%と、2.2倍に増えている。
企業内では、新型コロナウイルス流行以降、オンライン中心のコミュニケーションの難しさなどから、メンタルヘルス不調は増加傾向にあるという。従業員がある日突然、心の不調を訴え、休職や退職をしてしまうケースは企業にとって大きなマイナス。2022年6月には全ての企業でハラスメント相談窓口の設置が義務化され、また常時50人以上の労働者を持つ事業場は産業医の選任を義務付けられているが、社内に相談窓口を作っても従業員はなかなか相談できない現状も耳にする。

そんな中で、様々な専門性を持ったプロフェッショナルのカウンセラーがオンラインカウンセリングを行う法人向けオンライン対人支援サービス「Smart相談室」には数々のリアルな相談が寄せられた。

本書では、そんな膨大な数にのぼる相談内容から、社員がメンタル不調になる前に、人事労担当者が何をなすべきかを集約し、企業の人事労務担当者がどのように対処すべきかを示しただけでなく、メンタル不調への悩みを抱える当事者にとっても有益な心の支えとなる1冊となっています。


【目次】

はじめに

第1章 新卒が一人退職すると、1104万円損失という現実
・自分ではメンタル不調に気付けない
・医師はメンタル不調になるのを待っている?
・風邪のようには治らないメンタル不調
・「合理的に」悩みを言えない実情

第2章 人事労務担当者の想いとメンタル不調者の〝深いギャップ〟
・悩みを言って欲しい人事労務担当の私
・悩みを言って欲しくない人事労務担当の私
・本当は知っていながら、今日も休職者対応
・会社の代弁者を演じる人事労務担当の私
・人事労務担当者もメンタル不調者

第3章 「モヤモヤ」したら、まずは相談してイイ 
    ─?番やっかいなのは「私傷病」だった!─
・ご存知ですか「私傷病」
・「モヤモヤ」したら、まずは相談してイイ
・「もっと早く相談しておけばよかった」という社員
・「彼氏が浮気しているんです」って上司に言えますか?
・「相談したら給与が下がるかもしれない……」という恐怖
・「何かあったら相談しにきてね」と言われてもできない
・安心して相談できる場とは? 

第4章 メンタル不調は誰にでも起こる 
    ─大きな挫折と成長の機会─
・絵に描いたような猛烈社員だった私
・一緒に働いていた社員が突然メンタル不調に
・鋼のメンタル、メンタル不調になる
・社員として、事業責任者として
・モヤモヤの正体とは
・「価値観や認識」と「事象」の差は個性です
・安易に会社を辞めるより、すべきこと・

第5章 人の数だけ相談がある+カウンセラー問題 
    ─Smart相談室を開設して分かったこと─
・事業責任者の立場から見た社員の心
・「お皿洗い」から「資金調達」まで、相談内容がバラバラ
・「その相談は受けられません」って言ってしまうカウンセラー
・30分話を聴いてもらうだけで、80%の人の霧が晴れる
・カウセリングが有効か? コーチングが有効か?
・鍵は、相談回数を決めないこと
・中間管理職のモヤモヤが一番難しい
・大企業と中小企業の相談から見えてくる組織課題
・月曜日に集中するカウンセリング予約
・徐々に悩みが変わってくるスタートアップ企業から上場前・

第6章 Smart相談室の現場から 
   ─人事労務担当者、相談者、カウンセラーの声─
・【相談者の声】聴いてもらえるだけで涙が溢れた
・【相談者の声】65歳、来月15日で定年退職の私を変えたセッション
・【相談者の声】上司には言えないモヤモヤが晴れた
・【相談者の声】相談した方が良いと分かっていても、相談できない
・【人事労務担当者の声】子育てと仕事の両立は想像以上の大変さ
・【人事労務担当者の声】一番必要なのは「相談すること」。何もできなかった人事労務担当だった私ができること
・【カウンセラーの声】労務当事者の私が第三者としてできること
・【カウンセラーの声】人材紹介ではない、キャリアカウンセリングを提供することの尊さ

第7章 今後、求められる人事労務担当者の役割 
    ─人的資本に対する新しいアプローチ─
・会社経営における「社員」の意味合い
・「個人」の中にある「社員」という役
・「個人の成長」と「組織の成長」を一致させる
・個人としての生き方を選択できる仕組み
・人事労務担当者も大切な社員

ジャンル

新着作品

読み込み中画像
読み込み中画像
読み込み中画像
読み込み中画像
読み込み中画像
読み込み中画像
読み込み中画像
読み込み中画像

週間総合ランキング

読み込み中...
読み込み中画像
読み込み中画像
読み込み中画像
読み込み中画像
読み込み中画像
読み込み中画像
読み込み中画像
読み込み中画像
close