作品紹介
ぐずぐず言わずに考えろ! ――知の力で社会を変える
「反知性主義」が幅をきかせる時代において,私たちがきちんと考え,将来を語り合うために――。気鋭の社会科学者が,日本社会を12のキーワードから解きほぐし,未来への方向性を示す。いまの社会に違和感を抱くすべての人のための,考えるヒントがつまった社会科学入門!
この本では、日本の社会を形づくっている、誰もが使う一二の「キーワード」を取り あげ、それぞれの意味を根底から吟味しなおしています。思想的な立場にとらわれず、この魅力的な日本社会、それ自体に関心をもってもらえるよう、日本社会の「いま」と「これから」を見通すための材料、共通の知的プラットフォームを提供しようと、私たちが積みあげてきた「知性」をすべてのみなさんにひらこうと考えました。思い切っていえば、経済、政治、社会をめぐるさまざまな出来事を、できるだけわかりやすい言葉で、できるだけ多様な視点で説き明かし、最後に未来への一つの方向性を示したい、そんな想いを込めて、この『大人のための社会科』を書きあげたのでした。(序より)
【本書の構成】
第1部 歴史のなかの「いま」
GDP,勤労,時代という,経済に関連するキーワードに光を当てている。GDPという指標のもつ意味をあらためて考え直し,勤労という日本人のこれまでの価値観が可能にした戦後の日本財政システムや,時代区分のあり方から,日本社会の「いま」を照らし返す。
第2部 〈私たち〉のゆらぎ
多数決,運動,私という,政治をめぐるキーワードをとりあげる。多数決は民主主義的なのか?という問いからはじまり,それを補完する社会運動はどのような条件で成立するのか,またそれらからこぼれ落ちる個としての「私」について考える。
第3部 社会を支えるもの
公正,信頼,ニーズという社会的なキーワードを手がかりに,〈私たち〉を取り戻すために,信頼や公正さを確保しつつ,ニーズをどのように満たしていくべきなのかを考える。
第4部 未来を語るために
歴史認識,公,希望という,未来を読み解くためのキーワードから,「いま」を変えるためのヒントを見いだす。
【目次】※詳細目次は下部「登録情報」の「目次を見る」にあります
序 社会をほどき,結びなおすために――反知性主義へのささやかな抵抗
第1部 歴史のなかの「いま」
第1章 GDP――「社会のよさ」とは何だろうか
第2章 勤労――生きづらさを加速させる自己責任の社会
第3章 時代――時代を分けることと捉えること
第2部 〈私たち〉のゆらぎ
第4章 多数決――私たちのことを私たちで決める
第5章 運動――異議申し立てと正統性
第6章 私――自分の声が社会に届かない
第3部 社会を支えるもの
第7章 公正――等しく扱われること
第8章 信頼――社会を支えるベースライン
第9章 ニーズ――税を「取られるもの」から「みんなのたくわえ」に変える
第4部 未来を語るために
第10章 歴史認識――過去をひらき未来につなぐ
第11章 公――「生活の場」「生産の場」「保障の場」を作りかえる
第12章 希望――「まだ―ない」ものの力
「反知性主義」が幅をきかせる時代において,私たちがきちんと考え,将来を語り合うために――。気鋭の社会科学者が,日本社会を12のキーワードから解きほぐし,未来への方向性を示す。いまの社会に違和感を抱くすべての人のための,考えるヒントがつまった社会科学入門!
この本では、日本の社会を形づくっている、誰もが使う一二の「キーワード」を取り あげ、それぞれの意味を根底から吟味しなおしています。思想的な立場にとらわれず、この魅力的な日本社会、それ自体に関心をもってもらえるよう、日本社会の「いま」と「これから」を見通すための材料、共通の知的プラットフォームを提供しようと、私たちが積みあげてきた「知性」をすべてのみなさんにひらこうと考えました。思い切っていえば、経済、政治、社会をめぐるさまざまな出来事を、できるだけわかりやすい言葉で、できるだけ多様な視点で説き明かし、最後に未来への一つの方向性を示したい、そんな想いを込めて、この『大人のための社会科』を書きあげたのでした。(序より)
【本書の構成】
第1部 歴史のなかの「いま」
GDP,勤労,時代という,経済に関連するキーワードに光を当てている。GDPという指標のもつ意味をあらためて考え直し,勤労という日本人のこれまでの価値観が可能にした戦後の日本財政システムや,時代区分のあり方から,日本社会の「いま」を照らし返す。
第2部 〈私たち〉のゆらぎ
多数決,運動,私という,政治をめぐるキーワードをとりあげる。多数決は民主主義的なのか?という問いからはじまり,それを補完する社会運動はどのような条件で成立するのか,またそれらからこぼれ落ちる個としての「私」について考える。
第3部 社会を支えるもの
公正,信頼,ニーズという社会的なキーワードを手がかりに,〈私たち〉を取り戻すために,信頼や公正さを確保しつつ,ニーズをどのように満たしていくべきなのかを考える。
第4部 未来を語るために
歴史認識,公,希望という,未来を読み解くためのキーワードから,「いま」を変えるためのヒントを見いだす。
【目次】※詳細目次は下部「登録情報」の「目次を見る」にあります
序 社会をほどき,結びなおすために――反知性主義へのささやかな抵抗
第1部 歴史のなかの「いま」
第1章 GDP――「社会のよさ」とは何だろうか
第2章 勤労――生きづらさを加速させる自己責任の社会
第3章 時代――時代を分けることと捉えること
第2部 〈私たち〉のゆらぎ
第4章 多数決――私たちのことを私たちで決める
第5章 運動――異議申し立てと正統性
第6章 私――自分の声が社会に届かない
第3部 社会を支えるもの
第7章 公正――等しく扱われること
第8章 信頼――社会を支えるベースライン
第9章 ニーズ――税を「取られるもの」から「みんなのたくわえ」に変える
第4部 未来を語るために
第10章 歴史認識――過去をひらき未来につなぐ
第11章 公――「生活の場」「生産の場」「保障の場」を作りかえる
第12章 希望――「まだ―ない」ものの力
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