作品紹介
【小学館の名作文芸朗読】
両親のいない、とても仲のよい姉弟が、毎日、この港に近い広場にやって来た。十ばかりの弟は盲目で笛が上手、十六、七の美しい姉は声がいいので、笛の音につれて、姉は唄を歌い踊っていた。ある日、大尽のお使いの男がやって来て、姉を馬車に乗せていく。しかし、すぐに帰ってくると約束した姉は、日が暮れても戻ってこない。泣きながら熱心に笛を吹いていると、悲しい音色に誘われた白鳥が近づいてきて・・・。
両親のいない、とても仲のよい姉弟が、毎日、この港に近い広場にやって来た。十ばかりの弟は盲目で笛が上手、十六、七の美しい姉は声がいいので、笛の音につれて、姉は唄を歌い踊っていた。ある日、大尽のお使いの男がやって来て、姉を馬車に乗せていく。しかし、すぐに帰ってくると約束した姉は、日が暮れても戻ってこない。泣きながら熱心に笛を吹いていると、悲しい音色に誘われた白鳥が近づいてきて・・・。
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