悪い言語哲学入門

著者和泉悠

出版社 筑摩書房

ナレーター宮沢拓弥

再生時間 06:05:00

添付資料 あり(2)

出版日 2022/2/9

販売開始日 2025/6/8

トラック数 27

購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)

作品紹介

あの人から言われた「あんたバカぁ?」
元大統領が言う「○○人は○○だ! 」
「悪気があったわけではない」

どこまでがセーフで、どこからがダメなのか?

「あんたバカぁ?」「このタコが! 」「だって女/男の子だもん」。私たちが何気なく使う言葉にも、悪い言葉がたくさん潜んでいる。では、その言葉は本当はどこが悪いのか? さらには、どうしてあの言葉はよくてこれはダメなのか? 議論がつきない言葉の善悪の問題を哲学、言語学の観点から解き明かす。読み終えると「ことば」への見方が変わるはず。

【目次】
はじめに

第1章 悪口とは何か――「悪い」言語哲学入門を始める
1 私たちは言語のエキスパートではない
2 悪口の謎
3 言語哲学を学ぶということ

第2章 悪口の分類――ことばについて語り出す
1 内容にもとづいた分類
2 形にもとづいた分類
3 行為による分類

第3章 てめえどういう意味なんだこの野郎?――「意味」の意味
1 意味を学問する
2 意味の外在主義と内在主義
3 意味が担う四つの機能

第4章 禿頭王と追手内洋一――指示表現の理論
1 武士を法師と呼ぶなかれ
2 固有名
3 確定記述

第5章 それはあんたがしたことなんや――言語行為論
1 語用論
2 言語行為論

第6章 ウソつけ! ――嘘・誤誘導・ブルシット
1 嘘つきは泥棒のはじまり
2 嘘とは何か
3 嘘でなければいいじゃない

第7章 総称文はすごい
1 主語がデカイ
2 「だって女/男の子だもん」

第8章 ヘイトスピーチ
1 ヘイトスピーチとは何か
2 「ヘイト」と「スピーチ」の概念分析
3 「蒸気船」としての言語

おわりに――悪口の謎を解く

もっと勉強したい人のためのブックガイド

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