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つむじ風（下）（P+D BOOKS）

著者梅崎春生

出版社 小学館

ナレーター千葉航平

再生時間 07:05:52

添付資料 なし

出版日 2021/6/10

販売開始日 2025/4/10

トラック数 8

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作品紹介

希代の詐話師が２軒の浴場をきりきり舞いに
　クルマに当て逃げされた自称“松平”陣太郎は、その犯人を捜す過程で三吉湯の主人・猿沢三吉には大学生の愛人がおり、小説家・加納明治が当て逃げ犯だったことを知る。一方、三吉湯に押され、捲土重来を期す泉湯の長男と三吉湯の長女は恋仲だった。
　こうした人間関係を利用し、巧みな弁舌で脅したり焚きつけたりして利益を得ていた陣太郎を、当て逃げの現場を目撃した浅利圭介は「君がそこらをうろちょろすると、その度に、そこらに波紋がおこって、あぶなくて仕様がない。まるで君は春先のつむじ風みたいだ」と評する。
　はたして、三吉湯と泉湯の争いの行方は？　陣太郎の正体は？　名作ユーモア小説の完結編。

(P)小学館 2025