作品紹介
【小学館の名作文芸朗読】
コスモスの花が咲き乱れている。暗い土の底で、土の上へ出てみたいともぐらの子供が母に言うと、太陽の光を見たら危ないから夜まで待つことに。山の端に出た月が庭の真上に見えてくる頃、もぐらの母子は土の上に出る。赤、白、深紅、桃色のコスモスの花が月の光に浮いて見える。もぐらの子供が初めて見る地上の眺めにうっとりしていると、コスモスの花の下を、何か白いものが音もなくぴょんと跳ねる。
コスモスの花が咲き乱れている。暗い土の底で、土の上へ出てみたいともぐらの子供が母に言うと、太陽の光を見たら危ないから夜まで待つことに。山の端に出た月が庭の真上に見えてくる頃、もぐらの母子は土の上に出る。赤、白、深紅、桃色のコスモスの花が月の光に浮いて見える。もぐらの子供が初めて見る地上の眺めにうっとりしていると、コスモスの花の下を、何か白いものが音もなくぴょんと跳ねる。
新着作品
週間総合ランキング
読み込み中...