作品紹介
1957年(昭和32年)10月 『オール読物』掲載作品
部屋住みの厄介者、兄や姉たちにやっかまれている
辛抱しいしい、二十数年をすごしてきた
いずれは御家人株をかって、独立を
と、得意の嗅覚で、古道具の目利きに精を出す
出自にしばられながらも、最後は好きな道にはばたいていく青年の姿をさわやかに描いた山本周五郎の滑稽譚
お聞きください。
■登場人物紹介
小出 平五……旗本の三男坊。骨董鑑定に才覚を発揮する。
小出 鈍翁……平五の祖父。
いち女 ……平五の祖母。
小出 玄蕃……平五の父。七千二百石の旗本。
いつ女 ……平五の母。
小出敬二郎……平五の長兄。
はる女 ……敬二郎の妻。
杢 之 助……平五の次兄。木下家(神谷町)へ養子。
よ ね ……平五の長姉。土方へ嫁す。
く に ……平五の次姉。米良へ嫁す。平五の味方。
米良平左衛門……くにの夫(榎坂)。平五の理解者。
新庄 主殿 ……玄蕃の弟。平五の叔父。新庄へ養子。
森 内 膳 ……いつ女の実家の主人(平河町)。
森 助三郎 ……内膳の子。平五の従兄弟。
土方 市之丞……よねの夫(薬師小路)。
清 兵 衛 ……骨董屋「清鑑堂」の主人。
細江 み の……浪人の娘。平五が惚れている。
細江 しのぶ……みのの母。
多賀勘右衛門……刀剣の鑑定家。
■用語集
長姉……チョウシ
次姉……ジシ
小糠三合……小糠三合あるならば入り婿すな、の略。わずかでも財産があるなら、一家を立てよ、の意
頑是……ガンゼ・分別。是非の区別。
家扶……カフ・家務、会計に携わる人
部屋住みの厄介者、兄や姉たちにやっかまれている
辛抱しいしい、二十数年をすごしてきた
いずれは御家人株をかって、独立を
と、得意の嗅覚で、古道具の目利きに精を出す
出自にしばられながらも、最後は好きな道にはばたいていく青年の姿をさわやかに描いた山本周五郎の滑稽譚
お聞きください。
■登場人物紹介
小出 平五……旗本の三男坊。骨董鑑定に才覚を発揮する。
小出 鈍翁……平五の祖父。
いち女 ……平五の祖母。
小出 玄蕃……平五の父。七千二百石の旗本。
いつ女 ……平五の母。
小出敬二郎……平五の長兄。
はる女 ……敬二郎の妻。
杢 之 助……平五の次兄。木下家(神谷町)へ養子。
よ ね ……平五の長姉。土方へ嫁す。
く に ……平五の次姉。米良へ嫁す。平五の味方。
米良平左衛門……くにの夫(榎坂)。平五の理解者。
新庄 主殿 ……玄蕃の弟。平五の叔父。新庄へ養子。
森 内 膳 ……いつ女の実家の主人(平河町)。
森 助三郎 ……内膳の子。平五の従兄弟。
土方 市之丞……よねの夫(薬師小路)。
清 兵 衛 ……骨董屋「清鑑堂」の主人。
細江 み の……浪人の娘。平五が惚れている。
細江 しのぶ……みのの母。
多賀勘右衛門……刀剣の鑑定家。
■用語集
長姉……チョウシ
次姉……ジシ
小糠三合……小糠三合あるならば入り婿すな、の略。わずかでも財産があるなら、一家を立てよ、の意
頑是……ガンゼ・分別。是非の区別。
家扶……カフ・家務、会計に携わる人
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