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百冊で耕す 〈自由に、なる〉ための読書術
出版社 CCCメディアハウス
ナレーター友寄史裕
再生時間 06:42:25
添付資料 あり(7)
出版日 2023/3/2
販売開始日 2024/11/8
トラック数 21
購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)
作品紹介
文章術『三行で撃つ』で話題の「朝日新聞」名文記者による読書術。
読書とは、人を愛するレッスンだ。
巷に存在する、あまたの読書法。そのロジックを理解すれば、より深く読める――
◎速読/遅読 ◎批判する/憑依される ◎偏食選書/健康選書 ◎かんたん書物/難解書物 ◎抜き書き/暗唱 他
読書なんて人それぞれ。が、どうせ読むなら本を血肉にし、明日の糧にし、善く生きたい。そうした読者の一助となるノウハウを伝える。目指すのは百冊読書家だ。誰でも買える。誰でも持てる。百冊で耕す。カルティベイトする。ただし注意が必要なのは、「本は百冊読めばいい」ではない、ということだ。自分にとってのカノン(正典)百冊を、自力で選び、深く読み、そして最終的にはその百冊さえも必要なくなるほど、己の一部にする。そのための方法論を11のテーマで解説していく。各テーマは「速読/遅読」など、対立する二律背反で構成されている。速読か、遅読か? ではない。速読も、遅読も。そうした多様な読み方ができれば、本と共に生きていける。一面的ではない、重層的な読書家になる。そのためのコツ、ロジックを一緒に考えていく。
本は百冊あればいい。
この読書法と、筆1本。
それだけで、35年間、書き続けてきた。
また、同時に、本書は「読むという行為について考え抜くことで、新しい己を知る」思想書でもある。読書のご利益とは、結局、何なのか? なぜ、わたしたちは読むのか? 勉強とは? 孤独とは? 愛とは? 幸せとは? 生きるとは? 読むほどに、自分が鍛えられ、豊かになる。その果てに、他者を、世界を愛し、変わった自分を発見する。
わたしにしか、見えない問いが、世界を変える——
読書とは、問いを獲得するための冒険だ。
終着駅ではない。始発駅に立つために、本は読む。
《目次》
はじめに――本は百冊あればいい
第1章 終わりなき論争:速読の技術/遅読の作法
■A面 速読の技術――本を精査するためのスキニング
■B面 遅読の作法――空気を味わうためのテクニック
第2章 本という投資:本を買う/本を借りる
■A面 本を買う――百冊読書家になる
■B面 本を借りる――図書館マスターになる
第3章 読まないくせにというけれど:理想の積ん読/狂気の積ん読
■A面 理想の積ん読――かっこつけると見える景色がある
■B面 狂気の積ん読――愛しすぎると見失う本質がある
第4章 わたしは読めているのか:「分かる」読書/「分からない」読書
■A面 「分かる」読書――〈知る〉と〈分かる〉の違い
■B面 「分からない」読書――分からないとお嘆きのあなたへ
第5章 「論破力」より、深く掘る:批判して読む/憑依されて読む
■A面 批判して読む――ほんとうの「論破力」とは
■B面 憑依されて読む――転生したら作家だった件
第6章 読む本を選ぶということ:わたしが選ぶ/先人が選ぶ
■A面 わたしが選ぶ――はまる贅沢を知る、偏食読書
■B面 先人が選ぶ――「必読リスト」で整う、健康読書
第7章 読書の愉楽:孤独の読書/みんなの読書
■A面 孤独の読書――強さと愛する力を手に入れる
■B面 みんなの読書――ナラティブすれば自分が分かる
第8章 何のために本を読むのか:あわいの娯楽/挑むべき修業
■A面 あわいの娯楽――かんたん読書主義者のすすめ、七カ条
■B面 挑むべき修業――難しい本を読むための訓戒、六カ条
第9章 百冊で耕す:読むことは愛されること/読むことは愛するということ
■A面 読むことは愛されること――もてる読書術
■B面 読むことは愛するということ――不良の読書術
第10章 美しい日本語世界のわたし:母語でじゅうぶん/原書にあたってこそ
■A面 母語でじゅうぶん――日本語訳A、日本語訳B、……日本語訳X
■B面 原書にあたってこそ――英語、第三外国語、そして再び日本語
第11章 Don’t Think Twice:ズレてる方がいい
■A面 抜き書き帳――わたしが、変わる。生きていく
■B面 暗唱カード――百冊の消滅。ひとつに、なる
おわりに――この世界とつながる:はじめにリプライズ
百冊選書
参考・引用文献
読書とは、人を愛するレッスンだ。
巷に存在する、あまたの読書法。そのロジックを理解すれば、より深く読める――
◎速読/遅読 ◎批判する/憑依される ◎偏食選書/健康選書 ◎かんたん書物/難解書物 ◎抜き書き/暗唱 他
読書なんて人それぞれ。が、どうせ読むなら本を血肉にし、明日の糧にし、善く生きたい。そうした読者の一助となるノウハウを伝える。目指すのは百冊読書家だ。誰でも買える。誰でも持てる。百冊で耕す。カルティベイトする。ただし注意が必要なのは、「本は百冊読めばいい」ではない、ということだ。自分にとってのカノン(正典)百冊を、自力で選び、深く読み、そして最終的にはその百冊さえも必要なくなるほど、己の一部にする。そのための方法論を11のテーマで解説していく。各テーマは「速読/遅読」など、対立する二律背反で構成されている。速読か、遅読か? ではない。速読も、遅読も。そうした多様な読み方ができれば、本と共に生きていける。一面的ではない、重層的な読書家になる。そのためのコツ、ロジックを一緒に考えていく。
本は百冊あればいい。
この読書法と、筆1本。
それだけで、35年間、書き続けてきた。
また、同時に、本書は「読むという行為について考え抜くことで、新しい己を知る」思想書でもある。読書のご利益とは、結局、何なのか? なぜ、わたしたちは読むのか? 勉強とは? 孤独とは? 愛とは? 幸せとは? 生きるとは? 読むほどに、自分が鍛えられ、豊かになる。その果てに、他者を、世界を愛し、変わった自分を発見する。
わたしにしか、見えない問いが、世界を変える——
読書とは、問いを獲得するための冒険だ。
終着駅ではない。始発駅に立つために、本は読む。
《目次》
はじめに――本は百冊あればいい
第1章 終わりなき論争:速読の技術/遅読の作法
■A面 速読の技術――本を精査するためのスキニング
■B面 遅読の作法――空気を味わうためのテクニック
第2章 本という投資:本を買う/本を借りる
■A面 本を買う――百冊読書家になる
■B面 本を借りる――図書館マスターになる
第3章 読まないくせにというけれど:理想の積ん読/狂気の積ん読
■A面 理想の積ん読――かっこつけると見える景色がある
■B面 狂気の積ん読――愛しすぎると見失う本質がある
第4章 わたしは読めているのか:「分かる」読書/「分からない」読書
■A面 「分かる」読書――〈知る〉と〈分かる〉の違い
■B面 「分からない」読書――分からないとお嘆きのあなたへ
第5章 「論破力」より、深く掘る:批判して読む/憑依されて読む
■A面 批判して読む――ほんとうの「論破力」とは
■B面 憑依されて読む――転生したら作家だった件
第6章 読む本を選ぶということ:わたしが選ぶ/先人が選ぶ
■A面 わたしが選ぶ――はまる贅沢を知る、偏食読書
■B面 先人が選ぶ――「必読リスト」で整う、健康読書
第7章 読書の愉楽:孤独の読書/みんなの読書
■A面 孤独の読書――強さと愛する力を手に入れる
■B面 みんなの読書――ナラティブすれば自分が分かる
第8章 何のために本を読むのか:あわいの娯楽/挑むべき修業
■A面 あわいの娯楽――かんたん読書主義者のすすめ、七カ条
■B面 挑むべき修業――難しい本を読むための訓戒、六カ条
第9章 百冊で耕す:読むことは愛されること/読むことは愛するということ
■A面 読むことは愛されること――もてる読書術
■B面 読むことは愛するということ――不良の読書術
第10章 美しい日本語世界のわたし:母語でじゅうぶん/原書にあたってこそ
■A面 母語でじゅうぶん――日本語訳A、日本語訳B、……日本語訳X
■B面 原書にあたってこそ――英語、第三外国語、そして再び日本語
第11章 Don’t Think Twice:ズレてる方がいい
■A面 抜き書き帳――わたしが、変わる。生きていく
■B面 暗唱カード――百冊の消滅。ひとつに、なる
おわりに――この世界とつながる:はじめにリプライズ
百冊選書
参考・引用文献
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