作品紹介
■小判地獄は、
報知新聞 昭和29年11月より連載されました。シリーズとしては、336作目に当たります。
かつて江戸の小判を生み出し、いまだ庶民の噂にのぼる金井屋茂左衛門
その三人の妾の内の二人が謎の死を遂げる
しかも、一人は平次の家の路地で絞殺されてしまう
怨み多き金井屋だが、内をさぐってみると、意外に清貧
噂の小判は見当たらない
捜査は難行するが――
■登場人物
平次……銭形の平次。岡っ引き。銭占いと投げ銭打ちが得意技。三一歳。
八五郎……ガラッ八。平次の子分。三〇歳の独身
お静……平次の恋女房。二三歳
湯島の友三郎……八五郎を恩人と慕う
お徳……友三郎の女房
茂左衛門……金井屋の支配人
お絹……金井屋の召し使い
湯島の吉……岡っ引き
与之吉……金井屋の居候
角造……お絹の従兄弟。許嫁というが?
お沢……妾
お峰……妾
磯松……飯炊き
お登世……友三朗の妻。磯松も惚れている。
■用語集
恩借……オンシャク・人の情けによって金や品物を借り受けること。また、その金品。
弁口……ベンコウ・口のきき方。口先がうまいこと。
馥郁……フクイク・よい香りがただようさま。
蹣跚……マンサン・足もとがよろめくさま。
捕吏……ホリ・犯人をとらえる役人。とりて。
報知新聞 昭和29年11月より連載されました。シリーズとしては、336作目に当たります。
かつて江戸の小判を生み出し、いまだ庶民の噂にのぼる金井屋茂左衛門
その三人の妾の内の二人が謎の死を遂げる
しかも、一人は平次の家の路地で絞殺されてしまう
怨み多き金井屋だが、内をさぐってみると、意外に清貧
噂の小判は見当たらない
捜査は難行するが――
■登場人物
平次……銭形の平次。岡っ引き。銭占いと投げ銭打ちが得意技。三一歳。
八五郎……ガラッ八。平次の子分。三〇歳の独身
お静……平次の恋女房。二三歳
湯島の友三郎……八五郎を恩人と慕う
お徳……友三郎の女房
茂左衛門……金井屋の支配人
お絹……金井屋の召し使い
湯島の吉……岡っ引き
与之吉……金井屋の居候
角造……お絹の従兄弟。許嫁というが?
お沢……妾
お峰……妾
磯松……飯炊き
お登世……友三朗の妻。磯松も惚れている。
■用語集
恩借……オンシャク・人の情けによって金や品物を借り受けること。また、その金品。
弁口……ベンコウ・口のきき方。口先がうまいこと。
馥郁……フクイク・よい香りがただようさま。
蹣跚……マンサン・足もとがよろめくさま。
捕吏……ホリ・犯人をとらえる役人。とりて。
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