作品紹介
【小学館の名作文芸朗読】
夜中過ぎになると、御所の紫宸殿の屋根に気味の悪い声で鳴くものが出る。三日四日と続くうち、天子さまの体は弱っていく。武士達が寝ずの番で妖しい鳴き声の正体を見届けると、真っ黒な雲が紫宸殿の屋根に覆いかかり、化けものの形になって大きな爪を研いでいた。このままでは天子さまの病が重くなる。そこで弓技の確かな源頼政が選ばれ、二人の家来とともに化けものを退治する。その正体とは・・・?
夜中過ぎになると、御所の紫宸殿の屋根に気味の悪い声で鳴くものが出る。三日四日と続くうち、天子さまの体は弱っていく。武士達が寝ずの番で妖しい鳴き声の正体を見届けると、真っ黒な雲が紫宸殿の屋根に覆いかかり、化けものの形になって大きな爪を研いでいた。このままでは天子さまの病が重くなる。そこで弓技の確かな源頼政が選ばれ、二人の家来とともに化けものを退治する。その正体とは・・・?
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