作品紹介
一千石以上でなければ、就職しない!
豊家滅亡にともない浪人した得十郎は、江戸に出て人足仕事に精を出しながら、仕官の道を模索していた。呑気な母子だが、母親に苦労させては、男としての気もしぼむ。内心あせりを感じていたのだが、そんなとき、郷里から、許嫁者が訪ねてきた。
こちらの作品は、戦時中に書かれたものに間違いないのですが、発表誌、執筆年月日もわからず、作者没後に机辺から発見されたそうで、さきに配信した秋風恋、とともに紙よりで閉じられておりました。
【秋風恋】
https://youtu.be/7O25lxxRcjg
後年の「雨あがる」にも通ずる立身出世ストーリーです。
【雨あがる】
https://youtu.be/Ts1WfTQCrm8
■登場人物
佐世得十郎……豊富家の遺臣
三吉……左官屋の倅
お雪……三吉の姉
お芳……孫兵衞の妹
結城孫兵衞……豊富家の家臣
大久保但馬守……直参
水野日向守勝成……戦国武将
■用語集
潤達……ジュンタツ・廻状などを順送りすること。
四斗俵……シトビョウ
卒爾……ソツジ・突然なさま。にわかなさま。急なさま。
身共……ミドモ・自分(たち)を指す語。われ。われわれ。
端座……タンザ・姿勢を正してすわること。正座。
被衣……カツギ・平安時代以後、貴婦人が外出するときに頭からかぶった衣服。きぬかつぎ。
練絹……ネリギヌ・生糸のまま織り上げてから精練した絹織物、または練り糸で織った絹織物のこと
承引……ショウイン・よろしいと言って引き受けること。承諾。
そもじ……そなた
久闊……キュウカツ・長らく音信をしないこと。無沙汰(ぶさた)。
過当……カトウ・適度を越えること。
薄禄……ハクロク・俸給の少ないこと。 微禄。 少禄。
評言……ヒョウゲン・批評の言葉。
糊米……ノリマイ・俸給
平安城長吉……室町期の山城鍛冶を代表する刀工の一人です。
豊家滅亡にともない浪人した得十郎は、江戸に出て人足仕事に精を出しながら、仕官の道を模索していた。呑気な母子だが、母親に苦労させては、男としての気もしぼむ。内心あせりを感じていたのだが、そんなとき、郷里から、許嫁者が訪ねてきた。
こちらの作品は、戦時中に書かれたものに間違いないのですが、発表誌、執筆年月日もわからず、作者没後に机辺から発見されたそうで、さきに配信した秋風恋、とともに紙よりで閉じられておりました。
【秋風恋】
https://youtu.be/7O25lxxRcjg
後年の「雨あがる」にも通ずる立身出世ストーリーです。
【雨あがる】
https://youtu.be/Ts1WfTQCrm8
■登場人物
佐世得十郎……豊富家の遺臣
三吉……左官屋の倅
お雪……三吉の姉
お芳……孫兵衞の妹
結城孫兵衞……豊富家の家臣
大久保但馬守……直参
水野日向守勝成……戦国武将
■用語集
潤達……ジュンタツ・廻状などを順送りすること。
四斗俵……シトビョウ
卒爾……ソツジ・突然なさま。にわかなさま。急なさま。
身共……ミドモ・自分(たち)を指す語。われ。われわれ。
端座……タンザ・姿勢を正してすわること。正座。
被衣……カツギ・平安時代以後、貴婦人が外出するときに頭からかぶった衣服。きぬかつぎ。
練絹……ネリギヌ・生糸のまま織り上げてから精練した絹織物、または練り糸で織った絹織物のこと
承引……ショウイン・よろしいと言って引き受けること。承諾。
そもじ……そなた
久闊……キュウカツ・長らく音信をしないこと。無沙汰(ぶさた)。
過当……カトウ・適度を越えること。
薄禄……ハクロク・俸給の少ないこと。 微禄。 少禄。
評言……ヒョウゲン・批評の言葉。
糊米……ノリマイ・俸給
平安城長吉……室町期の山城鍛冶を代表する刀工の一人です。
新着作品
週間総合ランキング
読み込み中...