作品紹介
1938年(昭和13年)4月~12月 『新少年』連載作品。
時は承応二年、徳川家光の時代。寛永にはじまった鎖国令で、海外文明を日本にとりいれることを夢見た新五は志を閉ざされるが、海外に日本国をつくる計画に巻き込まれていく。
山本周五郎のもう一つの海洋ロマン譚。
お聴きください。
■登場人物
清閑寺新吾……本編の主人公。洋学にのめりこむも、鎖国の壁にうちあたる。剣の達人
清関寺靭負……新五の父親。旗本五千三百石。
清閑寺信吉……新吾の兄
寧々姫……頼宣の三女。美麗な十八娘だが、男勝り。
小鼬のお絹……軽業師と思われるが。
紀伊頼宣……新吾の烏帽子親
徳川家綱……徳川幕府将軍
新見豊前守……目付
犬塚愚得斎……無神流指南
お雪……手裏剣のお雪。お絹の姉。
朽木討九郞……日本丸船長
江守調所……副船長
町野修理……元海賊で、討九郞の部下。
ドン・ルビオ・モレノ……スペイン領事。
高山嘉門……高山右近の子孫。日本人町をとりしきる。
玄蕃……嘉門の部下。
高木傳右衛門……高山の部下で長老的存在。
リセロ・ビンゼロ……葡萄牙の司令官。
鶴田大学……新吾の弟分
斉藤忠弥……新吾の弟分
沼波伝九郞……新吾の弟分
榊原小五郎……新吾の弟分
■用語集
跼蹐……キョクセキ・身の置き場所もない思いをすること。
寸志……スンシ・目上の人が目下の人に対して、金品などの贈り物をする際に使う言葉
満帆……マンパン
鎧袖一触……ガイシュウイッショク・
追捕……ツイブ・賊や罪人などを追いかけて捕らえること。
輻輳……フクソウ・物が1か所に集中し混雑する様態
蘆荻……ロテキ・蘆アシと荻ハギ
隆昌……リュウショウ・盛んなこと。栄えること。隆盛。
佳肴……カコウ・うまい、酒のさかな。よい料理。
墻壁……ショウヘキ・かきねとかべ。 また、かこいのかべ。もしくは、へだてるもの。
焚殺……フンサツ・焼き殺すこと。 焼殺。
秕政……ヒセイ・よくない政治。悪政。
極印……ゴクイン・消しがたい証拠・定評。
佇立……チョリツ・たたずむこと。しばらくの間立ちどまること。
方便……ホウベン・仏教で、人を真の教えに導くための仮の手段。
時は承応二年、徳川家光の時代。寛永にはじまった鎖国令で、海外文明を日本にとりいれることを夢見た新五は志を閉ざされるが、海外に日本国をつくる計画に巻き込まれていく。
山本周五郎のもう一つの海洋ロマン譚。
お聴きください。
■登場人物
清閑寺新吾……本編の主人公。洋学にのめりこむも、鎖国の壁にうちあたる。剣の達人
清関寺靭負……新五の父親。旗本五千三百石。
清閑寺信吉……新吾の兄
寧々姫……頼宣の三女。美麗な十八娘だが、男勝り。
小鼬のお絹……軽業師と思われるが。
紀伊頼宣……新吾の烏帽子親
徳川家綱……徳川幕府将軍
新見豊前守……目付
犬塚愚得斎……無神流指南
お雪……手裏剣のお雪。お絹の姉。
朽木討九郞……日本丸船長
江守調所……副船長
町野修理……元海賊で、討九郞の部下。
ドン・ルビオ・モレノ……スペイン領事。
高山嘉門……高山右近の子孫。日本人町をとりしきる。
玄蕃……嘉門の部下。
高木傳右衛門……高山の部下で長老的存在。
リセロ・ビンゼロ……葡萄牙の司令官。
鶴田大学……新吾の弟分
斉藤忠弥……新吾の弟分
沼波伝九郞……新吾の弟分
榊原小五郎……新吾の弟分
■用語集
跼蹐……キョクセキ・身の置き場所もない思いをすること。
寸志……スンシ・目上の人が目下の人に対して、金品などの贈り物をする際に使う言葉
満帆……マンパン
鎧袖一触……ガイシュウイッショク・
追捕……ツイブ・賊や罪人などを追いかけて捕らえること。
輻輳……フクソウ・物が1か所に集中し混雑する様態
蘆荻……ロテキ・蘆アシと荻ハギ
隆昌……リュウショウ・盛んなこと。栄えること。隆盛。
佳肴……カコウ・うまい、酒のさかな。よい料理。
墻壁……ショウヘキ・かきねとかべ。 また、かこいのかべ。もしくは、へだてるもの。
焚殺……フンサツ・焼き殺すこと。 焼殺。
秕政……ヒセイ・よくない政治。悪政。
極印……ゴクイン・消しがたい証拠・定評。
佇立……チョリツ・たたずむこと。しばらくの間立ちどまること。
方便……ホウベン・仏教で、人を真の教えに導くための仮の手段。
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