作品紹介
<新書大賞2024>第3位!
「エビデンスはあるんですか」「数字で示してもらえますか」「その意見って、客観的なものですか」
数値化が当たり前になった今、こうした考え方が世にはびこっている。その原因を探り、失われたものを明らかにする。
中原淳さん(立教大学教授)推薦!
肌感覚で恐縮ですが、どうも現在の日本社会には、何も考えずに「客観性=数字=良い」と考える「エビデンスオヤジ」や「客観性オヤジ」が10万人くらい跳梁跋扈しているような気がします。(中略) しかし、ひとびとによって饒舌に語られる、この「客観性」とは、そもそも、いったいなんでしょうか?
本書は「客観性とは何か」「客観性のメリット・デメリット」「客観性の見落としてしまうもの」について、高校生・大学生・もちろん大人にもわかるように、書かれた良著だと思います。(「NAKAHARA-LAB.net」より)
斎藤環さん(精神科医/批評家)
精神科医としての体験から付け加えるなら、治療における「対話」もまた、エビデンスとは鋭く対立する。対話は主観と主観の交換であり、だからこそ倫理性が重要となる。対話におけるエビデンスには、対話を終わらせる機能しかない。(朝日新聞「売れてる本」より)
【目次】
第1章 客観性が真理となった時代
1 客観性の誕生
2 測定と論理構造
第2章 社会と心の客観化
1 「モノ」化する社会
2 心の客観化
3 ここまでの議論をふりかえって
第3章 数字が支配する世界
1 私たちに身近な数字と競争
2 統計がもつ力
第4章 社会の役に立つことを強制される
1 経済的に役に立つことが価値になる社会
2 優生思想の流れ
第5章 経験を言葉にする
1 語りと経験
2 「生々しさ」とは何か
第6章 偶然とリズム――時間について
1 偶然を受け止める
2 交わらないリズム
3 変化のダイナミズム
第7章 生き生きとした経験をつかまえる哲学
1 経験の内側からの視点
2 現象学の倫理
第8章 競争から脱却したときに見えてくる風景
「エビデンスはあるんですか」「数字で示してもらえますか」「その意見って、客観的なものですか」
数値化が当たり前になった今、こうした考え方が世にはびこっている。その原因を探り、失われたものを明らかにする。
中原淳さん(立教大学教授)推薦!
肌感覚で恐縮ですが、どうも現在の日本社会には、何も考えずに「客観性=数字=良い」と考える「エビデンスオヤジ」や「客観性オヤジ」が10万人くらい跳梁跋扈しているような気がします。(中略) しかし、ひとびとによって饒舌に語られる、この「客観性」とは、そもそも、いったいなんでしょうか?
本書は「客観性とは何か」「客観性のメリット・デメリット」「客観性の見落としてしまうもの」について、高校生・大学生・もちろん大人にもわかるように、書かれた良著だと思います。(「NAKAHARA-LAB.net」より)
斎藤環さん(精神科医/批評家)
精神科医としての体験から付け加えるなら、治療における「対話」もまた、エビデンスとは鋭く対立する。対話は主観と主観の交換であり、だからこそ倫理性が重要となる。対話におけるエビデンスには、対話を終わらせる機能しかない。(朝日新聞「売れてる本」より)
【目次】
第1章 客観性が真理となった時代
1 客観性の誕生
2 測定と論理構造
第2章 社会と心の客観化
1 「モノ」化する社会
2 心の客観化
3 ここまでの議論をふりかえって
第3章 数字が支配する世界
1 私たちに身近な数字と競争
2 統計がもつ力
第4章 社会の役に立つことを強制される
1 経済的に役に立つことが価値になる社会
2 優生思想の流れ
第5章 経験を言葉にする
1 語りと経験
2 「生々しさ」とは何か
第6章 偶然とリズム――時間について
1 偶然を受け止める
2 交わらないリズム
3 変化のダイナミズム
第7章 生き生きとした経験をつかまえる哲学
1 経験の内側からの視点
2 現象学の倫理
第8章 競争から脱却したときに見えてくる風景
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