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※日本マーケティングリサーチ機構2023年11月調べ
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大谷刑部

出版社 丸竹書房

ナレーター七味春五郎

再生時間 01:06:39

添付資料 なし

販売開始日 2024/6/13

トラック数 8

購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)

作品紹介

■大谷刑部吉継
 永禄8年 1565年に生まれ、 慶長5年9月15日 1600年10月21日に亡くなられました。
 秀吉の小姓から、「刑部小輔」にまで成り上がりました。刑部は役名ということになります。
「吉継に100万の軍勢を指揮させてみたい」と秀吉に言わせたほどの武将で、「賤ヶ岳の合戦」では七本槍に継ぐ活躍をみせています。

 大谷吉継の業病がどのような病であったかはハッキリしないのですが(ハンセン病の可能性がもっとも高いと思いますが)、関ヶ原の頃にはほぼ失明し、輿に乗って戦ったというのは、作中のとおりの事実であるようです。

 吉継自身は、家康との仲は良好であったようですが、友人のために西軍に参画。敗戦を予期しながらも、最善の策をとり、越前の諸大名を味方につけていきました。結果、関ヶ原の前に、前田利長軍との間に「浅井畷の戦い」が起こっています。

 五万石の吉継が、二十六万石の前田家を抑えることに成功します。
 一方作中で言及される真田昌幸は、史実でも徳川秀忠の大軍の足止めに成功しております。

 関ヶ原の合戦は、1600(慶長5)年9月15日に起こりましたが、それは「旧暦」で、いまでいうと、10月21日に行われました。
 吉川英治の名作「宮本武蔵」は、この関ヶ原の敗北から物語は始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=FuJDALCh9tg

 このとき、東軍は総数七万四千。対する刑部たち西軍は、八万二千でした。大谷隊は、五千七百。

 本作でも、小早川軍の裏切りにあう、大谷刑部ですが、手勢わずか六百で、一万五千の小早川軍を一時撃退します。
 ですが、小早川を抑える形で布陣していたはずの、脇坂・朽木・小川・赤座の四隊四千二百が、さらに裏切って、四方を囲まれた大谷隊は壊滅。刑部は自刃の道を選ぶことになります。

・辞世は
「契りとも 六の巷に まてしばし おくれ先立つ 事はありとも」
です。

 物語の最後に、主君の首を抱えて姿を消す、湯浅五助ですが、無事吉継の首を埋め終わったところで、藤堂高刑に見つかり、「どうかこの場に主君の首を埋めたことを秘密にしてくれ。かわりに自分の首を差し出す」と交渉し、高刑は許諾。
 高刑は戦後に、吉継の首の在処を詰問されますが、高刑は約束を守って家康にも話すことはありませんでした。
 家康は高刑の態度に感心し、槍と刀を与えたと伝わっております。


■登場人物
大谷吉継……戦国の雄
石田三成……豊臣家の重臣で、刑部の親友
湯浅 五助……刑部の重臣。

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