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甲武信岳伝奇 上

出版社 丸竹書房

ナレーター七味春五郎

再生時間 04:45:36

添付資料 なし

販売開始日 2024/2/16

トラック数 45

購入音源の倍速版 なし(アプリでの倍速再生は可能です)

作品紹介

野村胡堂audiobook 長篇甲武信ヶ岳伝奇 全編朗読いたしました。

Amazon.jpより(Kindle版解説ページより転載)
 時は享保、武田菱という怪盗が江戸の町を騒がせていたころ。
伊太郎と剣の師匠、設楽七十郎は夜の浅草を歩いていた。闇を切り裂く女の悲鳴。見ると、幼なじみの浅草小町、お美乃が何者かに連れ去られようとしている。女は助けたが、長屋では父親の久助が惨殺されていた。
 その後、伊太郎とお美乃の前には怪しげな輩が現われる。武田菱、甲武信岳から武田の秘宝を取り戻しに来たという阿具里婆とお仙、三郎の姉弟、腹に一物ある田村屋吉兵衛と青髯の浪人、按察使河要。誰が敵で、誰が味方か。
 そして、伊太郎の親父、文七も行方不明に。若いころ、甲武信岳での出来事が裏にあるらしい。
 武田の秘宝とは何か、文七や久助らが隠していた秘密とは何か。野村胡堂の失われた時代伝奇、ここに復活


■主要登場人物
伊太郎……21才。人足頭の倅。
設楽七十郎……伊太郎の剣の師匠。42才
武田菱……江戸を騒がす大悪党
お美乃……浅草小町といわれる美しい娘。
久助……彫り物師で、お美乃の父
文七……浅草小揚町の人足頭。伊太郎の父。
吉六……吉兵衛の倅
吉兵衛……札差、田村家の主
三輪……吉兵衛の娘
お仙……田村家の下女
三郎……お仙の弟
按察使川要……あぜちがわかなめ、田村家の食客
阿具利……甲武信岳から出てきた怪しの術を使う老婆
原武太夫……甲武信岳の村長

■用語集
七つ下がり……物が古びること。衣服などの色がさめること。
神来……シンライ・神が乗り移ったような
快剣……カイケン
妖蛇……ヨウダ
サンピン……(一年の扶持が三両一分であったところから) 江戸時代、身分の低い侍、若党を卑しんでいう語。さんぴん奴。さんぴん野郎。三両侍。
十九……ツズ
幻気……ゲンキ
乳母日傘……過保護に育てられること
虎狼……コロウ・虎と狼のように残忍なもの

怪物……エテモノ
九つ……十二時
痛罵……ツウバ・手ひどく罵ること
浅黄裏……野暮な田舎侍や下級武士をいう。
薫風……クンプウ・初夏、新緑の間をふいてくる快い風
沽券……コケン・元は、家屋敷の売り渡しを証する書面。沽券状
清艶……セイエン・清らかでしとやかなこと
ヤットウ……剣術
茴香……セリ科の多年草。ハーブ。
蹣跚……マンサン・よろよろと歩くさま
鬼の霍乱……ふだん健康な人が珍しく病気になること
衰微……スイビ・勢いが劣ろえて弱くなること
爛酔……ランスイ・泥酔
匹婦……身分の低い女
一朶……イチダ・一輪の花
衣袂……イベイ・たもと
野趣……ヤシュ・自然の趣

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