作品紹介
1954年(昭和29年)5月 『小説倶楽部』
■あらすじ
岸島出三郎は、武家の三男で生涯を部屋住みで終えるのかと、絶望していた。愛した幼なじみは、いつか嫁ぎ、一人さみしく死んでいくのかと。けれど、すきなことを追いかけたことで、しだいに道が開けていく。
一途な男、真摯な生き様を描いた、山本周五郎の傑作です。
■登場人物
岸島出三郎……部屋住みの三男。七重主催の宵節句の時に艶書を受け取る。
七重……出三郎の幼馴染。忠也の嫁になる。
定高半兵衛……久太夫の三男。定高家の養子。藩侯の側近。
岸島和兵衛……出三郎の長兄。
岸島林二郎……出三郎の次兄。
岸島元右衛門……出三郎の父。老職。
かな女……出三郎の母。
新村勘右衛門……七重の父。中老。岸島家の隣家。
せき女……七重の母。
笠井忠也……出三郎の友人。七重を妻にするが、隠し子がいた。
笠井十兵衛……忠也の父。老職。
井口かしこ、永田松枝、藤井かなえ、大場いね、永田幾代、三波ふみ……七重主催のひな祭の客の娘。
林久太夫……留守役。半兵衛の実父。
長門守宗寿……藩主。
立之助……新村勘右衛門の長男。
たみ……立之助の子。
村山享書……城代家老。
河井右京……家老。
野口行之助……老職。
和泉図書……老職。
■用語集
加判……カハン・重職。署名も押印を行う。
展墓……テンボ・墓参り。
迂愚……ウグ・愚鈍なこと。
露悪……ロアク・欠点や悪いところをわざとさらけ出すこと
黙契……モッケイ・無言のうちの合意。
改易……カイエキ・江戸時代で、士籍を剥奪、家禄を没収する刑罰。
■あらすじ
岸島出三郎は、武家の三男で生涯を部屋住みで終えるのかと、絶望していた。愛した幼なじみは、いつか嫁ぎ、一人さみしく死んでいくのかと。けれど、すきなことを追いかけたことで、しだいに道が開けていく。
一途な男、真摯な生き様を描いた、山本周五郎の傑作です。
■登場人物
岸島出三郎……部屋住みの三男。七重主催の宵節句の時に艶書を受け取る。
七重……出三郎の幼馴染。忠也の嫁になる。
定高半兵衛……久太夫の三男。定高家の養子。藩侯の側近。
岸島和兵衛……出三郎の長兄。
岸島林二郎……出三郎の次兄。
岸島元右衛門……出三郎の父。老職。
かな女……出三郎の母。
新村勘右衛門……七重の父。中老。岸島家の隣家。
せき女……七重の母。
笠井忠也……出三郎の友人。七重を妻にするが、隠し子がいた。
笠井十兵衛……忠也の父。老職。
井口かしこ、永田松枝、藤井かなえ、大場いね、永田幾代、三波ふみ……七重主催のひな祭の客の娘。
林久太夫……留守役。半兵衛の実父。
長門守宗寿……藩主。
立之助……新村勘右衛門の長男。
たみ……立之助の子。
村山享書……城代家老。
河井右京……家老。
野口行之助……老職。
和泉図書……老職。
■用語集
加判……カハン・重職。署名も押印を行う。
展墓……テンボ・墓参り。
迂愚……ウグ・愚鈍なこと。
露悪……ロアク・欠点や悪いところをわざとさらけ出すこと
黙契……モッケイ・無言のうちの合意。
改易……カイエキ・江戸時代で、士籍を剥奪、家禄を没収する刑罰。
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