作品紹介
【小学館の名作文芸朗読】
昔、七十を過ぎた年寄りを島流しにしてしまう殿様が信濃国にいた。人々は悲しがり殿様を恨むが、どうすることもできない。更科という所でお母さんと暮らすお百姓は、「どこだか知れない島に捨てられるくらいなら、自分で捨ててきた方が安心だ」と思い、お月見をしようとお母さんを背中におぶって山奥に連れて行く。草の上にお母さんを下ろすと、お百姓はほろほろと涙をこぼす。それを見たお母さんは・・・。
昔、七十を過ぎた年寄りを島流しにしてしまう殿様が信濃国にいた。人々は悲しがり殿様を恨むが、どうすることもできない。更科という所でお母さんと暮らすお百姓は、「どこだか知れない島に捨てられるくらいなら、自分で捨ててきた方が安心だ」と思い、お月見をしようとお母さんを背中におぶって山奥に連れて行く。草の上にお母さんを下ろすと、お百姓はほろほろと涙をこぼす。それを見たお母さんは・・・。
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