作品紹介
【小学館の名作文芸朗読】
叔母の家に居候している真澄の楽しみは台所の残り酒をちびちびやること。ある夜、家人が寝る時に必ず消す岐阜提燈が灯り続けているのを訝しんで眺めていたところ、二階の軒から屋根へひとりでに滑り落ち、白い犬に化けて走り去っていった。追跡先には十六・七の少女が待ち受けており、以来真澄のもとに通い詰めてお酌するようになるのだが、叔母たちには何故か姿が見えず……。
叔母の家に居候している真澄の楽しみは台所の残り酒をちびちびやること。ある夜、家人が寝る時に必ず消す岐阜提燈が灯り続けているのを訝しんで眺めていたところ、二階の軒から屋根へひとりでに滑り落ち、白い犬に化けて走り去っていった。追跡先には十六・七の少女が待ち受けており、以来真澄のもとに通い詰めてお酌するようになるのだが、叔母たちには何故か姿が見えず……。
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