作品紹介
【小学館の名作文芸朗読】
貧しい百姓の夫婦は子どもの誕生を水神さまに願っていたが、授かったのはタニシのように小さい子どもであった。タニシの子は「つぶ」と名付けられて大切に育てられたが、いつまでたっても大きくならず何もできなかった。ところが突然、つぶは話し始めるようになる。馬を上手に操ることができ、地主の長者にお米を届けることにも見事成功する。長者はつぶの不思議な力に感心して、妹の娘と結婚させることにした。娘は妻としてつぶを大事にして、両親にも親切に接した。ある日、妻が水神さまにお祈りを済ませると、つぶはいなくなってしまった。
貧しい百姓の夫婦は子どもの誕生を水神さまに願っていたが、授かったのはタニシのように小さい子どもであった。タニシの子は「つぶ」と名付けられて大切に育てられたが、いつまでたっても大きくならず何もできなかった。ところが突然、つぶは話し始めるようになる。馬を上手に操ることができ、地主の長者にお米を届けることにも見事成功する。長者はつぶの不思議な力に感心して、妹の娘と結婚させることにした。娘は妻としてつぶを大事にして、両親にも親切に接した。ある日、妻が水神さまにお祈りを済ませると、つぶはいなくなってしまった。
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