作品紹介
「ロシアとロシア人の魅力を、衣食住の面から伝えたい」という
本書の内容は、プーチン大統領の蛮行によって
その色合いを変えた。
新型コロナウイルスの蔓延下、
ロシアを観光で訪れることはかなわない。
何より頭をよぎるのは突然、
ロシア軍の攻撃によって同胞を失い、住む家、町、
国を離れざるをえなくなったウクライナ人の悲しみだ。
日本人のロシアやロシア人に対するイメージも、
好ましくないものに転じたかもしれない。
しかし、だからこそこの本を手に取っていただきたい。
もちろん「ロシア政府とロシア人は別」と
簡単に割り切ることはできない。
では両者の関係がどうなっているのかということを、
なるべく柔らかく、わかりやすく説き、
「ロシアという国は何か」について、理解を深める必要がある。
著者は執筆にあたり、次のように語った
「自分のロシアへの『愛』を伝える作品にしたい」。
その真意を、一人でも多くの読者に
感じていただければ幸いである。
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