作品紹介
【小学館の名作文芸朗読】
明治期から昭和期に活躍し、美人画「焔」「序の舞」などの代表作がある女流日本画家の随筆。六十過ぎて初めて「支那」への一か月の旅を思い立つ。長崎から船に乗った私は、揚子江を上り、上海、揚州、南京などを訪れる。「東亜共栄圏という文字が実にはっきり来る」し、「もう戦場という気持はすっかり洗い去られている」ものの、「兵隊さん達のことを思わずにいられない」と感慨を綴る。
明治期から昭和期に活躍し、美人画「焔」「序の舞」などの代表作がある女流日本画家の随筆。六十過ぎて初めて「支那」への一か月の旅を思い立つ。長崎から船に乗った私は、揚子江を上り、上海、揚州、南京などを訪れる。「東亜共栄圏という文字が実にはっきり来る」し、「もう戦場という気持はすっかり洗い去られている」ものの、「兵隊さん達のことを思わずにいられない」と感慨を綴る。
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