生死のなかに仏あり 天台宗僧侶が教える「死後の世界」と「現代法事考」

出版社 22世紀アート

ナレーター空見ゆき

再生時間 08:46:44

添付資料 なし

出版日 2022/10/13

販売開始日 2022/10/13

トラック数 64

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作品紹介

[商品について]
―「賽の河原」の「さい」の由来として考えられている、京都の葬送地の名称は以下のうちどれか?

1.鳥辺野 2.佐比 3.化野

正解は、本書「三途の川」をご覧ください。
「死という厳然とした事実と向き合う積極的なあり方はないのか、これが本書の底に流れる問い掛けである」(本書より)死は、それを迎える者にとっても、看取る者にとっても絶望的な戦いとなる。私たちは死に対して救いを求めることなく、ただ疲れ果てるのを待つことしかできないのか。――本書は仏式の名の下に淡々と行われるようになった葬式や法事を、死との積極的な関わりを持つ方法として問い直す、宗教実践的な現代法事考。

[目次]
序に代えて
第一部 冥途の旅路
1 冥途の旅の物語
2 『仏説地蔵菩薩発心因縁十王経』
3 「十三仏の山」作庭記
第二部 ヴァーチャル説法
1 忌日法要――お通夜から十三回忌まで
2 お葬式のこと――最後の教え
3 説話
① お地蔵さま
② 悲しむ心
③ ご法事は亡き親への親孝行
④ お布施について
⑤ お盆と家庭教育
⑥ 「先祖のタタリじゃ」考
第三部 死後ヴィジョンの構想をめぐって――仏事の根拠を問う
1 死後ヴィジョン構想の企て
(1)死後イメージ構想について
(2)死後イメージ――中陰(中有)のこと
2 十三仏と往生説
3 授記は戒名の根拠になるか――法華経と往生説の接点

[出版社からのコメント]
葬式ほど精神的にも体力的にも疲れるものはそうないでしょう。悲しみに暮れる頭の中に入り込んでくる、様々な雑事への対処。もしかしたら葬式の時間ほど、葬式の本義から意識が遠のき、死との対峙が疎かになっているのかもしれません。葬式(または法事)のときこそ故人や死と向き合うために、是非とも今、本書を手に取ってみてください。

[著者プロフィール]
渡辺 明照(わたなべ・みょうしょう)
昭和23年9月11日生れ。
大正大学大学院文学研究科宗教学(西洋哲学)専攻博士課程
単位取得満期退学。
大正大学講師
最勝寺住職

著書:
『哲学と倫理の間』(共著、北樹出版、昭和56年)。
『近代日本の思想と仏教』(共著、東京書籍、昭和57年)。
『知ることと悟ること』(共著、勁草書房、昭和58年)。
『宗教の現象学』(共著、東方出版、昭和59年)。
『東と西 永遠の道』(共著、北樹出版、昭和60年)。
『比較思想の世界』(共著、北樹出版、昭和62年)。
『概説 西洋哲学史』(共著、ミネルヴァ書房、平成1年)。
『悪を哲学する』(共著、北樹出版、平成15年4月)。
論文多数。

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