作品紹介
【小学館の名作文芸朗読】
出版社の出版部長を務める矢島は、神田の古本屋で、出征中に焼失した一冊の本を見つける。
それが戦死した旧友の蔵書と知り、懐かしさに購入する。
本を開いてみると、一枚の見覚えのある用箋が挟まれていて、暗号らしき数字が書かれていた。
暗号を解読していくと、「いつもの処にいます七月五日午後三時」となった。
旧友は達筆だったが、この数字は女手のようだ。
矢島の心に、ある疑惑が芽生えてくる。
出版社の出版部長を務める矢島は、神田の古本屋で、出征中に焼失した一冊の本を見つける。
それが戦死した旧友の蔵書と知り、懐かしさに購入する。
本を開いてみると、一枚の見覚えのある用箋が挟まれていて、暗号らしき数字が書かれていた。
暗号を解読していくと、「いつもの処にいます七月五日午後三時」となった。
旧友は達筆だったが、この数字は女手のようだ。
矢島の心に、ある疑惑が芽生えてくる。
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