作品紹介
【小学館の名作文芸朗読】
ある病院で、五つになる男の子が肋骨カリエスで長い間入院していた。
戸の隙間から鋭い剣を持つ悪魔が忍び込み、自分に近づいてくる。
痛みにもだえる子供のために、母親は子守歌を歌う。
母親の胸に顔を押しつけて聞いている間だけ苦痛は和らぐものの、看病の疲れが出た母親の歌声はかすれ、とぎれがちになる。
突然、歌がやむと、どこからともなく悪魔が現れ、逃げようとする自分を追いかけてくる。
ある病院で、五つになる男の子が肋骨カリエスで長い間入院していた。
戸の隙間から鋭い剣を持つ悪魔が忍び込み、自分に近づいてくる。
痛みにもだえる子供のために、母親は子守歌を歌う。
母親の胸に顔を押しつけて聞いている間だけ苦痛は和らぐものの、看病の疲れが出た母親の歌声はかすれ、とぎれがちになる。
突然、歌がやむと、どこからともなく悪魔が現れ、逃げようとする自分を追いかけてくる。
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