作品紹介
サーカスがはねたテントの中、団員たちが、その日は大当たりということで、お祝いの酒盛りをしている。一寸法師(小人症)の録さんは、下戸にもかかわらず酒を無理強いされたり、からかわれたり、身体をおもちゃにされたり、いつものように慰み者にされていた。やがて、それぞれの専門外の芸を見せるという余興が始まり、一番手に指名された録さんに、『美人獄門の大魔術』がリクエストされる。いつもいじめられている録さんだったが、難しいイリュージョンを見事にやってのけ、あまりに真に迫った芸に、団員たちは大喝采を送るが、美女の獄門首を持ったまま録さんは、どこへやら行ってしまったようである。
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