作品紹介
鬼平犯科帳シリーズ特別長編『迷路』第1章。盗賊改方は、池尻の辰五郎一味による押し込み強盗を未然に防ぎ、一味を一網打尽、首領の辰五郎は自害、一件落着と見られたが、それではすまなかった。平蔵を尾行して襲いかかる浪人、弓矢による与力殺害、平蔵の親類や長男の辰蔵にまで迫る魔手。さらに、役宅の小者、長谷川家と親交の深い医師・井上立泉の家来までが殺害されるに至って、幕府は平蔵の役職解任に動き出す。新密偵・玉村の弥吉などの活躍により、捜査が徐々に進展するにつれて、平蔵が過去に犯した過ちが明るみに出るという皮肉な展開となる。
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