作品紹介
「フランス映画の登場人物は、みんな大人。フランス映画で、僕は『大人』を勉強した。」と中谷さん。中谷さんが、映画「モンパルナスの灯」を観たのは二十歳のとき。才能は注目されながらも、売れない画家のモジリアーニの苦悩と焦燥。当時の中谷青年は、モジリアーニに自分を重ね合わせたといいます。今回、私も初めて「モンパルナスの灯」を観ました。すると、中谷さんがお話しになっていたシーンがありませんでした。「『そんな場面なかった』という観方が、正解。」と中谷さん。没入して、極度に感情移入することで、「ない」ものが見えてくる。これが、中谷さんの「没頭」映画鑑賞法なのですね。
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