作品紹介
生活者としてのゴッホは、不器用そのもの。仕事は長続きしない。人との距離感がよくわからない。強烈に思い込みが強く、やることなすこと空回り。そんなゴッホと並び立つのがカラヴァッジョ。「カラヴァッジョの絵は、ハリウッド映画。」と中谷さん。宗教画の革命児・カラヴァッジョは、とても喧嘩っ早い人でした。ついには殺人で指名手配され、逃亡資金を稼ぐために絵を描いたとも。日常が破綻していた2人の巨匠、しかし、とても敬虔だったのです。「神に尽くしたい」という心情と己の中の情動の相克。不器用だからこそ、新しい世界を想像できる。不器用を「価値」にするための教養、中谷さんから教わりました。
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