作品紹介
昭和初期に活躍したが惜しくも早世した小説家、中島敦の短編小説。1942(昭和17)年の「文學界」に、「山月記」とともに「古譚」と総題して発表された。古代アッシリヤの図書館で、毎晩の闇の中で怪しい声がする。大王に召された老博士ナブ・アヘ・エリバは、この「言葉の精霊」についての研究をすることになるが、やがてニネヴェが大地震に見舞われる。
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